
アフォリズム 161-170
アフォリズム 161-170 161.問題という錯覚 162.意識に上ることがない「していないこと」 163.歩み寄るものの底意 164.見せかけの好青年 165.幸せそうな人を模範に 166.レバレッジの説明 167.自然発生したものかのような装い 168.必要な対応 169.自分への驚き 170.力みへの気づき 161.問題という錯覚 何か他の事に心底集中していると、それまで問題であると思っていたことが知らぬ間に終わっていて、問題が

アフォリズム 151-160
アフォリズム 151-160 151.こじらせ坊やの晩年 152.問題視と楽しみ 153.辛さと笑い 154.仕事という伝家の宝刀 155.殴られない前提とモテの放棄 156.杜撰さと過失 157.怒りに関する筋違いの論調 158.宗教的矛盾と解釈変更 159.専門家と狭い世界 160.全自動で動く世界を傍観する 151.こじらせ坊やの晩年 ゲーテに関しては、世間一般の名の通り方から偉人扱いする前に、青年としていかに異性に対してこじらせ
豊かさとケチ臭さ
豊かさとケチ臭さについて触れていきましょう。 アフォリズム 108.「大掛かりな施し」にて触れていた、以下のものについてもう少し触れる形で進めていきます。 新約聖書において、「財産を処分して貧しい者に施せ」と言われ、躊躇った者は、「一度失うと、再びは手に入らない」という暗示を自分に与えている。 ― 結構前のことですが、当時某スポーツ選手として活躍していた同級生Aさんのブログに、別の同級生Bさんと記念撮影した写真が掲載されていました(両名

アフォリズム 141-150
アフォリズム 141-150 141.群れて叫ぶよりも自立の意識を持つ方が早い 142.日々の複利計算 143.芸術家の自称 144.属した空間の数 145.厚かましい嘆き 146.「何もしたくない」というは本当か? 147.こだわりと速度 148.どちらも完璧 149.説明への焦燥 150.幼心 141.群れて叫ぶよりも自立の意識を持つ方が早い 社会的な歪みの是正を群れて叫ぶよりも自立の意識を持つ方が早く幸せになれる。 142.日々の

アフォリズム 131-140
アフォリズム 131-140 131.母語としての方言 132.浴衣姿への印象 133.少しの仕返し 134.執著を生む努力 135.臆病風による生産性の低さ 136.長子としての優遇 137.女体育教師 138.冷徹な対応 139.不誠実 140.仮止め 131.母語としての方言 方言は、母語として家族関係性や地域社会との関係性、自己同一性に大きく関わるため、いかに他の言語を習得したとしても、大切にするべきものである。 132.浴衣姿

仕事や収益に関する納得
仕事や収益に関する納得について触れていきましょう。 自己欺瞞なき納得、すなわち自らの本心を偽ることのないなき納得があれば、現象は思うように、― 否、思いがけないほどにうまく展開していきます。 世の中には自尊心が欠落し、多種多様な偏見で物を言う人達もいます。そんな人達に屈辱を与えられた時、本当に嫌なのはそれを返しきれない思いです。 ただ、本質的に自分自身の内側に納得があるのであれば、そんな偏見の物言いは単なる譫言にしか聞こえなくなります。

アフォリズム 121-130
アフォリズム 121-130 121.社会的な致し方なさと本能 122.精製と不足 123.社会の穏やかさ 124.存在の肯定 125.他人の目 126.腹の正しさ 127.誠実さと焦燥 128.離職の原因 129.持ち物を評価しない 130.思い出すような感覚 121.社会的な致し方なさと本能 社会的な致し方なさを理由に、男が男であることを、女が女であることを忘れた時、歯車が狂いだす。 122.精製と不足 何事も精製し、純化し、結局「

アフォリズム 111-120
アフォリズム 111-120 111.寝ぼけ 112.可能性を含む評価 113.「済ます」の発想 114.適切な距離 115.予定を断ってでも空白を作る 116.良き書物による脱力 117.変人を味方に 118.高齢者との会話 119.腹優先 120.必要な物 111.寝ぼけ 「本音がはっきり出るのは夢の中」、ということは、起きているときこそ寝ぼけているようなものであり、寝ているときにこそ本心が覚醒しているというのはまた皮肉なものである
おばあちゃんとの思い出の曲
最近やたらとおばあちゃんの顔を思い出します。 理由は簡単で、最近スマートフォンを持ち始めた母が、母の幼なじみから生前のおばあちゃんの写真と動画を送ってもらい、母経由で僕のもとにやってきたからです。ということで、亡くなる数ヶ月前のおばあちゃんの姿を見ることになりました。 そして思い出したのは坂本九氏です。 おばあちゃんの家で暮らしていた時に一緒に聞いた、坂本九氏の歌声をかなりの頻度で思い出してしまいます。 ― 病中で、おばあちゃんの家で2

アフォリズム 101-110
アフォリズム 101-110 101.ギリギリのライン 102.神話の類型 103.学問の内側への閉じ込め 104.言われたとおりにこなしたところで 105.需要を生み出すための「問題」を生み出す 106.相手は黙るだろう 107.身内ではない他人による慈悲 108.大掛かりな施し 109.その場の最良 110.思いを切る 101.ギリギリのライン 世の大半の人が眉を顰めるようなギリギリセーフかギリギリアウトくらいの人格の方が面白みがあ

アフォリズム 91-100
アフォリズム 91-100 91.ため息の奥の自惚れ 92.異性への理解 93.普通の方法と苦手意識 94.緊張と興奮 95.汎用性なき例え 96.言語的価値による評価 97.操作感への欲からの提案 98.優れた作品の喜び 99.実験の定義 100.疲れの要因 91.ため息の奥の自惚れ 社会というものに飼われていて、何かしらをこなしているというだけにしか見えないような人々をかなりの頻度で見かける。 そして概ねため息の奥に異様な自惚れを潜

アフォリズム 81-90
アフォリズム 81-90 81.聖典の言葉 82.科学的なものと再現性 83.書物により得れる範囲 84.企画の抜けた部分 85.君の偉業と私の関係 86.日々垂れ流している小銭 87.嫌なやつ 88.仲の深度 89.解釈や記憶と「苦」 90.気の狂れたような自信 81.聖典の言葉 聖典とされるようなものは、たいてい後世に編纂されており、本人の言葉でもない。エッセンスは含まれているにしろ、解釈した者の偏見が混じっている。 前提として、「

アフォリズム 71-80
アフォリズム 71-80 71.身の上の確認 72.みんなのために 73.男の権利 74.言葉狩り 75.だまし絵 76.若き日の栄光 77.誇りの感覚 78.都市部の地名 79.実際を知らぬ者 80.反応としての怒り 71.身の上の確認 親身に身の上話を聞いているふりをして、その後の断り文句を防ぐ材料はないかと探したり、背後に強力な保護者や仲間がいないかを確認しているだけの者もいる。 虎視眈々と何かを奪うために。 72.みんなのために
「常識」という言葉を使う人の常識について
「常識」というものは、ある空間における快適性と一致した適切な言動というようなものであり、観念や信念のようなものに基づいています。 ある空間の中で、「敵対視されず快適に過ごしたいのであれば…」というようなもので、カント的に言うと仮言命法というようなものになります。 仮言命法ゆえに、絶対性、普遍性はありません。 ある組織の空間であれば、目的、運営における合理性から「空間における快適性」が決まります。 株式会社であれば収益という目的に対して、

アフォリズム 61-70
アフォリズム 61-70 61.桜に対する態度 62.歩みを進めてこそ見えるもの 63.思考停止 64.外から浴びる情報 65.遺伝と後天性 66.己の言葉を躱す者 67.権限と責任 68.プロセスを踏んだだけ 69.いやよやめては 70.狂いの到達点 61.桜に対する態度 桜が咲き誇ればそれを見に行くだけで良い。 桜の時期になると、至るところで桜は咲き誇る。よって「あの桜が」とか、「この場所で」ということも特に思わない。 咲いていない

アフォリズム 51-60
アフォリズム 51-60 51.錯覚が解けた後の感覚 52.自称「妻がいるのにモテる男」 53.脇と品性 54.明るい偏見 55.そのままでいてくれて構わない 56.感謝と当然 57.保存を意図した消極性 58.見えたもの 59.カッコよさの基準 60.意を決した言葉 51.錯覚が解けた後の感覚 一度「アホな放尿犯」と聞こえれば、その後もそう聞こえる。「錯覚が解ける」というのはそうした感覚に近い。 52.自称「妻がいるのにモテる男」 配

アフォリズム 41-50
アフォリズム 41-50 41.作り出された不足 42.背筋の寒さ 43.案に困る時 44.優越感 45.宗教顔 46.学問の道 47.肩の力 48.義務感と責任 49.責任と思考 50.他人の影響 41.作り出された不足 「考え」による条件化が不足を生み出すというだけであり、本来は完全に満たされている。 焦燥感が消えた時にホッとするような感覚を例とするような、「何をやってもマイナスからゼロに戻るだけ」という構造は、それはそれであっても

アフォリズム 31-40
アフォリズム 31-40 31.美しさの価値の尺度 32.次元の多さ 33.成熟したものの刈り取り 34.当然の不満への疑い 35.影の操作 36.相手の言動 37.どこで受けるか 38.売り物と収益 39.偶然ばかり 40.生き方の提案 31.美しさの価値の尺度 人の表面上の美しさなど、興奮という尺度にいかに寄与するかという点のみであり、それ以外にはさほど何ら価値はないと思っておくくらいがちょうどよい。 そして、根本は状態の投影である

アフォリズム 21-30
アフォリズム 21-30 21.適役と肩書 22.大人による焼き直し 23.大人になってからでもできる 24.機能の客観視 25.観るべき対象 26.より良く生きる方法 27.関係により形成されるもの 28.尽くされることへの逆説的性質 29.いかに捉え、いかに感じるか 30.社会生活能力と思考力 21.適役と肩書 誰かが書いた原稿を読み上げる、誰かが調べた結果を紹介する、それならば俳優の方が適役ではないかね? ああすまなかった、世間が
あの手この手で支配しようとしてくる体育会系天才詐欺師
勤め人の頃に、あの手この手で支配しようと躍起になっていた体育会系の先輩のような人がいました。 社内では天才詐欺師として有名であり、胸板を強調し、胡散臭い縁の太い眼鏡をしていました。野球部上がりです。野球部出身者に対しては、予選に出場したのは何回目の甲子園だったかというような質問から上下関係を作ろうとしているような人でした。 しかし残念ながら僕のような人間を支配しようと思っても、僕に遊ばれるだけです。 「暖簾に腕押し」ということがいかに面

アフォリズム 11-20
アフォリズム 11-20 11.腕の見せ所 12.反省する動機の欠如への対処 13.吐出口を失った興奮 15.完全 16.そちらの都合 17.点と言い訳 18.自らの足 19.「ありがとう」への憤怒 20.真逆の見解 11.腕の見せ所 指摘せねば嘘つきになり、指摘すれば嫌われる。「ならば好きにしろ」と言いたくなるが、腕の見せ所でもある。そして実際問題として結果には責任を持たなくてもよい。 12.反省する動機の欠如への対処 反省する動機の

アフォリズム 1-10
アフォリズム 1-10 1.環境コントロールの結果 2.役人の喜び 3.具体案への同意 4.狂気への感染 5.英雄への憧れ 6.芸術家の自惚れ 7.設計と人格 8.語学への評価 9.幼少期の共通心理 10.祖母の胎内 1.環境コントロールの結果 その合理性は、環境コントロールの結果であるかもしれない。そして環境コントロールはマインドコントロールの一つの要素であることを忘れてはならない。 2.役人の喜び 「望む場合はチェックを」から「望ま

アフォリズム(aphorism)
アフォリズム(aphorism) 箴言
一覧(目次)
特別企画 その10
「特別企画 その10」として、「短文の寄せ集めをある程度まとめて投稿にする」というようなアフォリズム形式で投稿していこうと思います。 アフォリズムが10くらい出来上がったら投稿するような形で、2022のアフォリズムを作ってみようというような試みです。 そうした形式は自他共に読みやすく、馴染みやすく、細切れの短時間でも進めていけるという利点があります。 もちろんインターネット上で繰り広げられるような、単なるつぶやきのようなものは避けます。
祝八周年&第2022回投稿記念
本ブログも八周年を迎えることになりました。そして、なんだかんだ本投稿で2022となり、西暦2022年に追いつきました。 祝七周年の時は1942記事だったのでこの一年で80の投稿をしたことになります。 やはり投稿をするにはある程度まとまった時間が必要になり、そうしたまとまった時間が取りにくいということが投稿数の少なさに影響しているような感じになっています。 さて、常連さんいつもご高覧ありがとうございます。コメントを寄せていただいた方やco
俯いて立ち上がるような感覚
両親を筆頭に、様々な人から教えてこられた物事に対して、それと違う方向に向かい始めようとする時、多かれ少なかれ抵抗感が生まれたりします。 裏切りとまではいかないにしても、相手の生き方、相手と過ごした思い出を切り離すような、そんな感覚が起こってしまいます。 しかしながらそれでも、立ち上がる必要があります。 ちょっと俯いて立ち上がるような感覚です。 精神についても対人コミュニケーションについても、仕事やお金に対する考え方についても、幾度となく
人生で一番良かった時期
若者をつかまえては「人生で一番良かった時期はいつですか?」というような質問を投げかけ、何かしら回答をしようものなら「過去を振り返ってはいけない。『今』と言わなければならない」というようなことを繰り返している体育会系の人がいました。 その脇で一連のやり取りを数回見たことがあるのですが、毎度毎度、「別に『人生で一番良かった時期』というものは、それぞれの時期でそれぞれの良さがあるのではないか?」と思ったりしました(というより質問自体が根本的に
頷けるような明るいイメージ
今がどんな状況であれ「常に爆笑し、誇りや自信に満ち溢れ、爽快に過ごしている」というような自分自身が頷けるような明るいイメージを持つことで、物事の見え方が変化します。 未来に合わせるように、見えるものが変化し、現在が変化していきます。そうなると結果的に過去の記憶すら解釈が変化していきます。 ただ、普通に過ごしていると「そうなるためには…」と思いを馳せる時に起こりうる負担、負荷に対する辟易がやってきてしまいます。 しかしながら、先の自分がそ

PCリースにおける情報弱者へのぼったくり
比較的最近のことですが、父が所属する某団体のコスト削減について父から相談を受けたので、会計報告等々をチェックしてみたときのことです。 事務員さんが使うPC6台のリース費用と会計ソフトの更新費用、たまに来る保守点検費用で年間いくら取られていたか、というところにびっくりしたのですが、なんと年間600万円です。 開発や研究に使うような特殊なコンピュータというわけではありません。Windowsが入っているような普通のPCです。 どうやら「OA機
検索の質の著しい低下
近年ウェブ検索の質の著しい低下を感じたりします。その中でもとりわけ取り消し線付きで「含まれない: キーワード| 含めて検索:」という感じで「キーワードを勝手に除外する」というような機能に酷さを感じます。 誤字ならばまだしも、入力したものを勝手に除外するというのはいかがなものでしょうか。 それだけでなく「キーワードは含まれているものの、キーワードとは特に関係ないようなページが上位に表示される」というような感じで、普通に検索結果が酷いとい