春の七草なのに秋大根な清白(すずしろ)。蘿蔔(すずしろ)とも書かれます。
旧暦では2月ですが、春でも秋でもない真冬です。
春の七草としての清白・蘿蔔は、七草ということで大根の葉をさすようです。
大根は、アブラナ科ダイコン属の越年草です。
大根の名の由来は「大きな根」ですが、春の七草としての大根は清白(すずしろ)と呼ばれます。
この清白の名は、一般的には可食部の根の部分が白いことからということのようです。
しかし、個人的には、大根の花の可憐さがその名の由来ではないかと勝手に思っています。
なお、大根の根は一応土の中にあるので根ですが、栄養を貯めておくところでもあるので、他の植物の根とは少し違った概念になります。
大根にはジアスターゼ(デンプン消化酵素)やグリコシダーゼなど、たくさんの消化酵素があり、胃腸に優しいので古くから薬草的な位置づけにもなっています。なお、血栓防止作用・解毒作用などもあるようです。
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公開日:2015.03.12
最終更新日:
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