アフォリズム 1071-1080
- 1071.常時の緊張
- 1072.「三重の嫌悪」
- 1073.「哲学者の言葉」の商用利用
- 1074.時代的難しさ
- 1075.話を聞くこと
- 1076.寝起きの態度
- 1077.八つ当たり
- 1078.健気な身体
- 1079.家族のあり方
- 1080.感覚的には水の中
1071.常時の緊張
本当に筋肉が硬くなってはいるが、それは、今現在の緊張であり、固定的なものではないということから、数秒から数分で症状が改善するということが起こる。
そう考えると、慢性的なコリや姿勢の悪さというものに対する見方が変わってくるだろう。
1072.「三重の嫌悪」
身内に偉そうなニートへの嫌悪は、
第一に、傲慢さや堕落に対する世間的な評価としての嫌悪。
第二に、自己への信頼の欠如からくる能力の抑制。そしてそれによる各種損失としての嫌悪。
第三に、己の力の感情を否定する徹底的弱者としての態度。
単に、「今まで何をしていたの?」と言われることへの抵抗。
私のプレッシャーがどの程度のものかわかるか!
という弱者そのものの態度。
1073.「哲学者の言葉」の商用利用
おいおい、現代語風にわかりやすくといっても、それじゃあ全く意味が異なるじゃないか。
深く没入したことがないなら、そんな仕事は断れ。
君に、僅かながらも世のため人のためと思う心があるのであれば。
1074.時代的難しさ
疲労を自然に感じる力が弱ったことから、救いようのないほどの認知機能の低下が起こり、対人関係においてはその相互作用によって、物事が成り立たなくなることが多くなったのではないかというのが率直な感想である。
さほど大したことがないことでも、「なぜこんなに難しいのだろう」というようなことが起こる。
その理由を一言で言うと「あちらこちらに意識が飛び、人の話を聞かないから」である。
1075.話を聞くこと
人の話をきちんと聞かない人が増えると、各々の自己効力感が低下し、より社会全体でヒステリーが多発する。
1076.寝起きの態度
寝起きにおいては、楽しみを伴う勢いがあるのならば、そのまま起きて活動しだしても良いが、義務感の想起が起こるのであれば、本来、その体のこわばりが解けるまで、布団から出てはならない。
もし尿意や喉の渇きがあるのなら、ひとまずそれを癒やしてから、再び布団に入り、体を撫でるなり、深く長い呼吸をするなりして、緊張が解けるまで、布団から出てはならない。
1077.八つ当たり
よく構造を見ると、たいていの怒りを伴う主張は八つ当たりである。
ただし、すべてが八つ当たりというわけではない。
その一方で、「強気で主張ができる」ということで、どこかしらモテようとしている人達もいる。
1078.健気な身体
ある時、喉の痒みや咳が続いたことがある。
医者に見せても、「前は確かに炎症がありましたが、今はありません。癖になってしまったようなものかもしれません」という風に言われた。
しかし、身体に意識を向け、かつ、幅広い情報を読み解くと、喉は胸郭がうまく動かない時、無理矢理にでも深く息をするために出ていたということに気づいた。
緊張が続き、胸が詰まり、呼吸が浅い時、喉は痒みを出して咳き込ませ、それで深い息をさせてくれていた。
それに気づいた時、喉は静かになった。
1079.家族のあり方
自分の中に元々ある「家族のイメージ」にはおそらく間違いが含まれているという前提で、新しい発見を逃さずに観察するようにしている。
1080.感覚的には水の中
正しい状態にある時、感覚的には水の中にいるような、温かい湖の中を進んでいるような感覚になる。
境目がなく、それでいて時折感じる触れた感覚は穏やかで温かい。

