アフォリズム 281-290
- 281.どうでもいいことの証明
- 282.料理と水分
- 283.神格化の前提にあるもの
- 284.愛と慈悲
- 285.いじめられている者の底意
- 286.動きと休息
- 287.シッダールタと坊主
- 288.数ステップの差
- 289.情報状態と線
- 290.四向四果の印象
281.どうでもいいことの証明
伝家の宝刀のように「どうでもいい」という言葉を使う前に、どうでもいいことについて「なぜ、どうでもいいのか?」ということを証明する意志くらいは持って欲しい。
282.料理と水分
「水気が残っていても、火を入れれば蒸発するから大丈夫」という発想が料理を不味くする。
283.神格化の前提にあるもの
神格化というものについては、それをそれそのものとして見ず、また、神格化というもの自体が神を前提にしていたりするところから考えて、何重にも誤謬である。
284.愛と慈悲
愛という言葉は欲や怒りと結びつきやすいため、意識を向けるならば愛よりも慈悲の方が良い。
285.いじめられている者の底意
いじめられている者は、何かしらで相手よりも上位に立ちたいという意識を持ちやすい。
286.動きと休息
心身ともに停滞していると沈鬱さが訪れる。やはり、ある程度動いている方が心身ともに休まる。
287.シッダールタと坊主
若き日のシッダールタのような悩みを持つ者を、社会からの逃避であるかのように捉え、鼻で笑い、一方で、宗教屋としての坊主に一種の権威性を認め、時に金銭を包むというのは、チグハグもいいところである。
288.数ステップの差
短期間的な集中的行動や瞬間的な思い切りがどれくらい訪れたか、という点だけが、元々の環境にあまり差がない者同士の社会的な地位の差を作っているような印象がある。
289.情報状態と線
それぞれ点としての情報状態を勝手に線で結ぶと、勝手に煩いが起こる。
290.四向四果の印象
「うーん…」「あれ?」
「もう一回!」「あ、また」
「いつでもか?」「いつでも」
「ということは」「」
公開日:2022.09.05
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