アフォリズム 71-80
アフォリズム 71-80 71.身の上の確認 72.みんなのために 73.男の権利 74.言葉狩り 75.だまし絵 76.若き日の栄光 77.誇りの感覚 78.都市部の地名 79.実際を知らぬ者 80.反応としての怒り 71.身の上の確認 親身に身の上話を聞いているふりをして、その後の断り文句を防ぐ材料はないかと探したり、背後に強力な保護者や仲間がいないかを確認しているだけの者もいる。 虎視眈々と何かを奪うために。 72.みんなのために 「みんなのために」ではなく、君の精神が騒いでいるだけではないのかね? 「みんな
「常識」という言葉を使う人の常識について
「常識」というものは、ある空間における快適性と一致した適切な言動というようなものであり、観念や信念のようなものに基づいています。 ある空間の中で、「敵対視されず快適に過ごしたいのであれば…」というようなもので、カント的に言うと仮言命法というようなものになります。 仮言命法ゆえに、絶対性、普遍性はありません。 ある組織の空間であれば、目的、運営における合理性から「空間における快適性」が決まります。 株式会社であれば収益という目的に対して、それに沿った言動が求められるという程度です。 ― 自他共に快適に過ごせるようにと
アフォリズム 61-70
アフォリズム 61-70 61.桜に対する態度 62.歩みを進めてこそ見えるもの 63.思考停止 64.外から浴びる情報 65.遺伝と後天性 66.己の言葉を躱す者 67.権限と責任 68.プロセスを踏んだだけ 69.いやよやめては 70.狂いの到達点 61.桜に対する態度 桜が咲き誇ればそれを見に行くだけで良い。 桜の時期になると、至るところで桜は咲き誇る。よって「あの桜が」とか、「この場所で」ということも特に思わない。 咲いていないとしても、特に「早く咲きやがれ」とも「散りやがった」とも思わない。 一切のものへ
アフォリズム 51-60
アフォリズム 51-60 51.錯覚が解けた後の感覚 52.自称「妻がいるのにモテる男」 53.脇と品性 54.明るい偏見 55.そのままでいてくれて構わない 56.感謝と当然 57.保存を意図した消極性 58.見えたもの 59.カッコよさの基準 60.意を決した言葉 51.錯覚が解けた後の感覚 一度「アホな放尿犯」と聞こえれば、その後もそう聞こえる。「錯覚が解ける」というのはそうした感覚に近い。 52.自称「妻がいるのにモテる男」 配偶者を気遣っていますということを示す例として、「家に帰ってお掃除ロボットのスイッ
アフォリズム 41-50
アフォリズム 41-50 41.作り出された不足 42.背筋の寒さ 43.案に困る時 44.優越感 45.宗教顔 46.学問の道 47.肩の力 48.義務感と責任 49.責任と思考 50.他人の影響 41.作り出された不足 「考え」による条件化が不足を生み出すというだけであり、本来は完全に満たされている。 焦燥感が消えた時にホッとするような感覚を例とするような、「何をやってもマイナスからゼロに戻るだけ」という構造は、それはそれであっても、曇が取れたというだけで安らぎに帰すということを示している。 42.背筋の寒さ
アフォリズム 31-40
アフォリズム 31-40 31.美しさの価値の尺度 32.次元の多さ 33.成熟したものの刈り取り 34.当然の不満への疑い 35.影の操作 36.相手の言動 37.どこで受けるか 38.売り物と収益 39.偶然ばかり 40.生き方の提案 31.美しさの価値の尺度 人の表面上の美しさなど、興奮という尺度にいかに寄与するかという点のみであり、それ以外にはさほど何ら価値はないと思っておくくらいがちょうどよい。 そして、根本は状態の投影であることを忘れてはならない。 32.次元の多さ 要素の多さと洗練によって形作られた体
アフォリズム 21-30
アフォリズム 21-30 21.適役と肩書 22.大人による焼き直し 23.大人になってからでもできる 24.機能の客観視 25.観るべき対象 26.より良く生きる方法 27.関係により形成されるもの 28.尽くされることへの逆説的性質 29.いかに捉え、いかに感じるか 30.社会生活能力と思考力 21.適役と肩書 誰かが書いた原稿を読み上げる、誰かが調べた結果を紹介する、それならば俳優の方が適役ではないかね? ああすまなかった、世間が欲しているのは君の肩書だったのか。 22.大人による焼き直し 子どもの気持ちで描
あの手この手で支配しようとしてくる体育会系天才詐欺師
勤め人の頃に、あの手この手で支配しようと躍起になっていた体育会系の先輩のような人がいました。 社内では天才詐欺師として有名であり、胸板を強調し、胡散臭い縁の太い眼鏡をしていました。野球部上がりです。野球部出身者に対しては、予選に出場したのは何回目の甲子園だったかというような質問から上下関係を作ろうとしているような人でした。 しかし残念ながら僕のような人間を支配しようと思っても、僕に遊ばれるだけです。 「暖簾に腕押し」ということがいかに面白いかということを思い返して、時折思い出し笑いとして爆笑しています。 何とか上下
アフォリズム 11-20
アフォリズム 11-20 11.腕の見せ所 12.反省する動機の欠如への対処 13.吐出口を失った興奮 15.完全 16.そちらの都合 17.点と言い訳 18.自らの足 19.「ありがとう」への憤怒 20.真逆の見解 11.腕の見せ所 指摘せねば嘘つきになり、指摘すれば嫌われる。「ならば好きにしろ」と言いたくなるが、腕の見せ所でもある。そして実際問題として結果には責任を持たなくてもよい。 12.反省する動機の欠如への対処 反省する動機の欠如には、直接的な指摘よりも、視点を高めさせるということが効くことがある。 13
アフォリズム 1-10
アフォリズム 1-10 1.環境コントロールの結果 2.役人の喜び 3.具体案への同意 4.狂気への感染 5.英雄への憧れ 6.芸術家の自惚れ 7.設計と人格 8.語学への評価 9.幼少期の共通心理 10.祖母の胎内 1.環境コントロールの結果 その合理性は、環境コントロールの結果であるかもしれない。そして環境コントロールはマインドコントロールの一つの要素であることを忘れてはならない。 2.役人の喜び 「望む場合はチェックを」から「望まない場合はチェックを」と表現を変えて数字の体裁を整えたところで、喜ぶのは役人か、
アフォリズム(aphorism)
アフォリズム(aphorism) 箴言
一覧(目次)
特別企画 その10
「特別企画 その10」として、「短文の寄せ集めをある程度まとめて投稿にする」というようなアフォリズム形式で投稿していこうと思います。 アフォリズムが10くらい出来上がったら投稿するような形で、2022のアフォリズムを作ってみようというような試みです。 そうした形式は自他共に読みやすく、馴染みやすく、細切れの短時間でも進めていけるという利点があります。 もちろんインターネット上で繰り広げられるような、単なるつぶやきのようなものは避けます。先の投稿にちなむならば、ある程度の熟成期間を経たものというようなものになるでしょ