自分のことはあまりよくわかりません。
たまに「不思議な自分でいたい」という人がいますが、そういうのではありません。
それはなんとなくアーティスティックな自分というものに憧れているだけで、そんな人の心はたいてい読めてしまいます。
自分のことは自分でもわからない、でも、
「わからなくても問題ない」
それがわかるだけでいいのではないでしょうか。
心理的盲点
盲点というものは自覚していないので、あまり探すことができません。
実際の「盲点」も、意識的にそういう紙を見たりしないと自覚できないものです。
さてここで考えてみたいのが、心理的盲点です。人は自分にとって重要性の高いことはよく見え、よく気づきますが、関係のない部分、関係がないとすら意識していない部分についてはなかなか見えません。
そうして心理的な盲点ができていきます。そしてそれは偏見となっていきます。
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長い間盲点だらけで暮らしてきたのだから、もちろん偏見だらけになっています。
そして知らぬ間に様々なことに不安を感じたりするようになってしまっています。
盲点があるとどんなことが起こるのでしょうか。
盲点により「何かと何かを偏見で差をつけること」が生まれます。
つまりアイツによって捻じ曲げられた判断です。
そんな心理的盲点をひとつずつ外していくのもいいですが、一気に外すこともできます。
ただ、それでもいいですが、アイツの引力下にあるときは素直に受け容れられなかったりします。
ということで、やはりひとつずつ楽しみながら外していく方法というものについて少し触れていきましょう。
違う景色を見る
いつも見ている景色、それはそれで素晴らしいものですが、たいていその同じ景色が嫌になってきます。
でもそこまでのストレスではないので、特に触れません。
そこで少しだけいつもと違う景色を見てみてください。
帰りのルートを少し変えてみるとか、電車に乗って降りたことのない駅で降りてみるとかです。特に労力は必要ありません。
それだけで、結構スーッとするものです。
たまにすごく嫌な感じがして、すぐに帰りたくなりますが、それも効いてる証拠です。
新たな刺激を求めて、というより、日常のコリをほぐすような感じです。
コリをほぐすときは少し痛みを感じたりします。
いつもと違う場所に行って、感じる不快感はそれと同じようなものです。
特に別の場所に行かなくても、いつも車で走っていた道を自転車で走るだけでも多少は効果があります。
コンビニ編
いつも買うようなものは絶対に買わずに、違う銘柄のものでなるべく手を出していないものを買ってみてください。
食べ物もいつもと違うもの、コーヒーもいつもと違うものを買ってみましょう。
そして、店内をぐるぐる回って片っ端から全ての商品を一度は見てください。
そして一応使えるもので、普段の自分なら絶対に買わないようなものを買ってみましょう。
一番嫌いなことをする
一番忌み嫌うような業種に転職してみる、というのはハードルが高いですが、嫌いなタイプの人と仲良くしてみようとしてみる、勉強嫌いの人がひとまず本を読んでみる、観念論者は唯物論者の本を読んでみる、くらいなら一日くらいはできるものです。
あえてやってみましょう。
胃がキリキリするかもしれませんが、一日くらい別にいいでしょう。
これは結構効きます。
恥ずかしいことをしてみる
嫌いなことにあえてチャレンジすることも一日くらいなら面白くできるかもしれませんが、それよりももう少しハードルが高いことを提案してみます。
かなり身近な人、配偶者でも、親友でも、両親でも兄弟姉妹でも、家族同然の彼氏彼女でもいいですが、ひとまず普段お世話になっている人で、確実にタメ口で話せる人ならそれでいいでしょう。
なるべく恋愛に酔っている彼氏彼女というよりは、家族的な位置づけの人がいいかもしれません。家族環境にもよりますが、両親などが最適でしょう。
その人との過去の思い出で「感謝できるエピソード」と「殴りたくなるエピソード」を、思いつく限り列挙したあと、「感謝できるエピソード」を手紙にするか、電話でそれを伝えましょう。
なるべく電話がいいでしょう。
伝えればすぐに切ってかまいません。
かなり抵抗があるので、ほとんどの人はやらないと思いますが、やればすごいことが起こります。
それはやってからのお楽しみ♪ということで。
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