厄年というものは「役がつく」などと言われたりします。それはそれでいいですが、昨年の本厄は、のしかかってくるものが大きすぎて相当縮こまってしまったような気がします。
ということで世間では神頼み的に厄払いをしたりもするようですが、僕は単に休養によって厄払いをしました。
しかしながら、きっかけがあります。
それは年始に親友が我が家にやってきた時のことです。
昨年は、育児と在宅業務をほぼ同時にしながら、夫婦で数ヶ月の副鼻腔炎、たまに急性胃腸炎等々もありつつ、母の小脳出血後の介護関連、それに伴う実家のトラブルやケアマネジャーとのスケジュール的トラブル等々で、一時期全く頭が働かず、体も常に痛みが走るような日々を過ごしていました。おかげで業務がなかなか進まず、業績に多少響いたりもしました。
そんなことを話していると、
「じゃあ、まあ誰でもいいけど、それ世間的にすごいなんて評価されてる経営者なら、できてたかな?」
「まあその手の人らはほったらかして仕事だけになるかな」
「じゃあ、おまえの方がすごいやん。最強ちゃう?」
「うーん。頭働かんぞ。のぼせ上がったボーイスカウトレベルや」
「あんな前に出てきてる人らも、結局家庭円満とかちゃうやん。独身で女優が云々とか離婚してたりとかそんなんやん」
「うーん。まあそうかな」
「ブッダも悟る前やけど子どもが生まれたら逃げてたやん」
「まあ伝承的にはそうやなぁ」
「出家とかなんとかいって、家庭以外のそういう環境にないと自分を保ててへんやん」
「まあそれはそうやな」
「じゃあ、そういう環境じゃないところでその人らと同レベルになったらブッダ超えやん」
「まあそういうことにもなるんかなぁ」
「頭と体が戻るまで寝まくれ」
というような会話となりました。
これが僕の厄払いとなりました。