嫌な感情を感じれば、それはいくつかのことをお知らせしてくれます。
一つは、ひとまず自分の望む状況ではないこと、そしてもう一つは、対極にあるより良い感情への指針です。また、知らぬ間に出来上がっていた奥底に眠った信念などの存在も知らせてくれます。
嫌な感情は「お知らせ」
重要なのはそういった「お知らせ」であるということに気づくことです。嫌なことばかり続くと感じるのは何かが間違っているか、余計な観念があるからです。嫌な感情を感じるとき、たいてい肩は少し上に上がって、気づけばがっくり下がるかと思います。それに気づけるだけで十分です。
― 肝心なことは、すべての原因は自分にあったと反省すること。そうすれば人はやさしくなれるのです。
反省はしなくてもいいですが、すべての経験は自分に原因があります。
感情の問題も自分の感情だけに責任を持つ
何かにつけて人のせいにする人がいますが、そういう人の思考回路が未だによくわかりません。分かるつもりもありませんが、一つずつ順序だてて話してみても、次は感情的にキレてくるだけなので相手にしません。
その人が嫌な気分になっているのはその人に原因があります。その人に原因があるからといって、その人を責めることもしません。自分の感情だけを良い方向に持っていくことだけに責任を持つだけで十分であり、また、それしかできません。
たまに、自分とは全然関係ない国家やスポーツチームなどの状況で勝手に気分が悪くなっている人がいます。この類の人についても未だに理解できません。その人が一喜一憂したり、応援したり、敵対相手を非難したところで何か変わるのでしょうか。
変えられるというか、当事者であれば気分が変化するのもわかるような話ですが、自分とほとんど関係ないような存在の状況で、なぜあれほどに熱く語り、熱く感情的になれるのか不思議です。羨ましいとも思いません。
どこかに自分の一部のような感覚を覚えるのでしょうが、全て虚像です。実体はありません。
それに声高々に叫んでも、何も状況を変えられる立場にありません。ゲームやアニメの中よりはいくらか現実的、ということで盛り上がっているのかもしれませんが、気分が悪くなるなら意識しない方が賢明でしょう。
経験に波があったとしても、それに足をすくわれるかはすべてどういう見方をしているかだけの話なのですから。
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