チャービル (chervil) はセリ科シャク属の耐寒性一年草(一年草~二年草)です。和名は茴香芹(ウイキョウゼリ)。フレンチによく使用されるハーブで、フレンチパセリ(French parsley)とも呼ばれたりします。なお、フランス語ではセルフィーユと呼ぶようです。
美食家のパセリと称される香り高きチャービルは、ソースなどに使用すると本格的で高級感のあるものに仕上がりますが、いわゆる「足が早い」という感じで、パセリ等に比べて保存期間はかなり短めです。なお、養子のうさぎもかなり気に入っていたようでした。
チャービルの葉は三回羽状。若干巻き気味です。育てる場合は、半日陰の涼しいところで育てます。挿し葉で増やすのは無理なようで、種子から育てる必要があります。地域にもよりますが、2月から4月に種まきをします。
チャービルの花
パセリ等他のセリ科の植物と同じように、チャービルも細かな白い花をつけます。繖形です。
乾いていたり暑い環境には若干弱く、そうした環境においては結構早く花がつくため、葉の収穫量が減るようです。ハーブとして葉を収穫することを意図する場合は、やはり半日陰の涼しいところでやや湿った環境がいいということのようです。
なお、このチャービルに、バジル、チャイブス、タラゴンを加えて作る「フィーヌゼルブ」というハーブミックスは、フランス料理で結構メジャーなようです。
学名:Anthriscus cerefolium
セリ科
- セリ科セリ属 芹(せり)
- セリ科ミツバ属 三葉・三つ葉(みつば)
- セリ科オランダミツバ属 セロリ
- セリ科ミシマサイコ属(ホタルサイコ属) 三島柴胡(ミシマサイコ)
公開日:2019.10.19
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