ガーベラ(Gerbera)は、キク科ガーベラ属の多年草です。花のつき方的にたんぽぽやひまわりと同じく「キク科」という感じがしますね。白、赤、ピンク、黄色、オレンジ、緑といった種類があり、40種類以上の品種があるようです。草丈は短めで花期はだいたい4月から9月ごろの間です。
冬に枯れたと思ったら翌春に自然と生えてくることがあります。結構生命力が強く、花束などでよく使用される花ながら野性的なので、そういうところが魅力的です。
一般的にガーベラの花期は春から初秋のようですが、我が家のガーベラは12月や1月といった真冬に開花したりもします。
学名もそのまま「Gerbera」です。八重咲きやスパイダー咲き、ポンポン咲きといった咲き方による品種の違いがある他、大輪、小輪によっても分類されます。
ガーベラ(黄色)
完全に枯れたと思っていたガーベラさんがまた花をつけました。
ガーベラの中で、我が家に最初にやってきたのは黄色のガーベラです。プランターで育てていて真冬には一回完全に枯れたように見えました。しかし翌春にまた花をつけたので少し驚きました。
「ガーベラは生命力が強いんだなぁ」というようなことを思いました。
ガーベラ二世
ガーベラさんより初々しいガーベラ二世。
太陽がよく似合う花です。
初代ガーベラの脇から勝手に生えてきました。初代より色はやや薄めです。
「親には負けないぞ」という背伸び感がして少し微笑ましい感じでした。
ガーベラ(赤)
赤いガーベラ。こちらは花が細いですね。黄色の元祖ガーベラさん、ガーベラ二世に続いての開花です。
こちらは花弁が細く、密集度も低い感じでなんだか都会的な感じがします。
水をあげた後に水滴がついている姿が妙にセクシーです。
ガーベラ(白)
白色のガーベラです。
こちらは株が大きく大量の花を咲かせます。
我が家の白のガーベラはたくさんの花をつけるのでまさに乱れ咲きという感じです。
普通に育てていれば放っておいても毎年のようにたくさんの花をつけてくれます。
開花しだした頃(写真は3月下旬)の白色のガーベラは、よく見ると花の裏側が紫系のピンクに色づいていたりします。
完全に咲いた頃には裏側も白くなるのですが、こんな感じで実は裏に色がついていたことを知っているのは我が家の人達だけだということで「ガーベラと僕たちだけの秘密」という感じがしています。
写真は5月上旬に見事に咲き乱れた白のガーベラです。
大量の花をつけて賑わいを見せてくれます。
「凄まじい生命力だなぁ」という感じがします。
こちらは1月初旬に咲いた白のガーベラです。
近所の家で咲いているガーベラも12月下旬頃に乱れ咲いていました。ガーベラは真冬でもちらほら開花するようです。
白ガーベラの花の裏側はやっぱりピンクです。
もちろん個体差はありますが、花びらが大きくなるに連れて色が薄まっていくという感じです。
ガーベラの種
6月の上旬頃になるとガーベラの花は枯れて種をつけます。
ガーベラの種は、完全に養子のうさぎのしっぽのような形状で、ふわふわのポンポンのような感じの綿毛のタネです。タンポポの種を密集させて凝縮し、やや固くしたような感じです。まあタンポポもキク科なので似ているのは当然といえば当然という感じになるでしょう。
特に白のガーベラは花の数もたくさんで、それに比例して種もたくさんできるので、また大量に取れたらプレゼント企画なんかをしようと思います。
ガーベラの葉
ガーベラの葉です。所狭しとぎっしりと葉が生えます。
ガーベラの葉は、いたって普通の葉っぱですが、よく見ると若干ほうれん草系です。
ぱっと見はそれほどですが、何度も何度も見ているとほうれん草のような感じがしてきます。
ガーベラはキク科であり、花は他のキク科の植物と近い感じがしながらも、葉は他のキク科と異なる感じがします。一般的にキク科の植物の葉っぱは、タンポポとか春菊とかのようにゆるくギザギザしている感じですが、あまり切れ込みがあるようなギザギザ感がありません。
真冬でも青々と元気です。
キク科
- キク科キク属 菊(キク)
- キク科キク属 嵯峨菊
- キク科ヤブタビラコ属 小鬼田平子(コオニタビラコ)
- キク科コスモス属 秋桜(コスモス)
- キク科ヒヨドリバナ属 藤袴(ふじばかま)
- キク科ムカシヨモギ属 姫女菀(ひめじょおん)
- キク科ハハコグサ属 母子草(ハハコグサ)御形(おぎょう)
- キク科アザミ属 野薊(のあざみ)
- キク科オケラ属 朮(オケラ)白朮(ビャクジュツ)
- キク科モクシュンギク属 マーガレット
- キク科シカギク属(カミツレ属、マトリカリア属) ジャーマンカモミール(カモマイル)
- キク科ローダンセ属 花簪(はなかんざし)
- キク科ルドベキア属(オオハンゴンソウ属) ルドベキア・ヒルタ 粗毛反魂草(アラゲハンゴンソウ)
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