エスカレーター効果(escalator effect)は違和感の一つ。止まっているエスカレーターを降りるとき、足が重くなったような感覚をいう。
エスカレーター効果が起こるメカニズムとしては、脳の運動を司る部分がエスカレーターが動いているかのように重心を勝手に移動してしまうがために起こる、というふうに解説されている。
動いている前提で重心の移動をしようとしているということになるが、脳はいつでも手抜きであり、常に見ているようで見ていない。過去のデータの再合成ばかりなのにあたかも今頑張っているかのような素振りを見せるのみである。
視覚であれ体感覚であれ、情報をストレートに感じているわけではなく、頭の中で解釈し再合成している、ということになる。なお、エスカレーター効果は、壊れたエスカレーター効果(broken escalator effect)、壊れたエスカレーター現象(broken escalator phenomenon)、ウォーカー効果(walker effect)と呼ばれることもある。
エスカレーター効果の違和感
エスカレーター効果のこの違和感は、須藤京一が藤原拓海といろは坂でバトルした時に言っていた「低速セクションから急に高速サイドに切り替えられない」「視覚的な錯覚で道幅が狭く感じる」と行っていたようなこととあまり変わりない(どうして須藤京一が知っているのにわざわざ研究などするのでしょうか)。
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違和感は確実にあるはずなのに、研究対象にしてこなかったのはなぜでしょうか。エスカレーター効果のような違和感は、研究しても「売れない」からかもしれませんね。
公開日:2014.11.01
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