流行らそうと思って流行らせたものは、後に寒気を催します。
そして時代時代で流行ったものにとらわれていると、「若者」に笑われます。そしてあげく「最近の若いやつは!」ということになって、「お面倒」になってしまいます。
昔のものでいつまでも評価されるようなものは、たいてい時代を意識しなかったようなものです。
「最近はこの作り方が流行っているから」
そんなことを一切考えずに作られたものは結局いまでも再評価されたりします。
よくメジャーデビューなんかすると、それまで英語で曲作っていたのに、「日本語で曲を作ってくれ」と会社に命令されたりするそうです。
理由は、日本語でないと売れにくいことと、後の「カラオケでの印税」の収益が減るからだそうです。
良かれと思ってちゃちゃを入れるのかもしれませんが、「もっと良くしよう」が転じて「捻じ曲げ」になってしまうと、その人たちは本当にすぐに終わってしまいます。
むしろすぐに終わりそうな人でも、とりあえず売れさせて、収益を最大化しようとしているのかもしれません。
真意はわかりませんが、だいたいいきなり間口を広げようとすると、もとのお客さんすら失ってしまうのが典型的なパターンです。
試験的に一回くらいなら別にいいのでしょうが、やはりそういうことはやめたほうが賢明だと思います。
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いつかはすべてがナツメロになります。
僕たちの頃はもうCDとして発売されていたので、全てハードディスクに入れてしまうことができます。
いまの通販商品のようなナツメロCD-BOXなどは、いずれなくなるのでしょう。
ちなみに僕はカラオケがあまり好きではありません。
付き合いで連れて行かれることはありますが、スタジオでみんなで演奏する楽しさを知ってしまった以上、カラオケにいっても「不完全燃焼」にしかなりません。
そんな僕もナツメロが沁みるくらいの歳になれば、同窓会ではマイクを離さないようになるのでしょうか。
どうなるかわかりませんが、楽しみにはしておきましょう。
改バージョン⇒いつかはすべてがナツメロ 改
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