「秋名下り」こと群馬県道33号線(渋川松井田線)を榛名湖から渋川方面に下ると伊香保温泉街に着きます。県道33号線から15号線に行くと水沢うどん街に行くこともできます。
伊香保温泉の存在を初めて知ったのは、ビジュアルバムの「都」です。
伊香保温泉には、「黄金(こがね)の湯」と「白銀(しろがね)の湯」がありますが、元祖黄金の湯だけ三回入ってきました。
たくさんの温泉旅館があり、また、日帰り温泉もたくさんあります。
伊香保温泉観光案内図
伊香保温泉の石段
伊香保温泉といえば日本最初の温泉リゾート街です。そして伊香保温泉といえば石段です。現在365段の石段になっています。それぞれの石段には「何段目か」の表示がたまにされています。
階段を登って行くと、商店街になっていきます。
もちろん与謝野晶子氏の詩が刻まれた石段が現れます。
石段街には、休憩スポットや足湯もあります。
今回は、伊香保露天風呂から石段に行った、ということで上から順番に降りました。
伊香保 露天風呂から飲泉所
車でぶーんと河鹿橋らへんの駐車場に行くと、日帰り露天風呂があります。伊香保温泉源泉地の横にある露天風呂です。営業時間は19時までということで、日帰り温泉の中では早い方です。
この露天風呂は基本的につかるだけの温泉です。熱いめ、ぬるいめの温泉が、「さとしゃぶ」の鍋のように分かれています。
すぐ横に源泉が湧いている場所があります。
そして、伊香保神社の方に向かう途中に、飲泉所という温泉を飲める場所があります。
どうせならということで、飲んでみました。
「まずい」
の一言です。ごくごく飲めるようなものではありません(もちろんごくごく飲んでいいものではありませんが)。
飲む用の温泉水が出ている所のすぐとなりに水が出ているので、口直しです。
水と温泉水をミックスして飲んでやっとです。「鉄分が多く含まれている」という表記通り、鉄系の味です。
伊香保温泉の温泉水は「鉄系の味」ということで近くの川は鉄分を含んでいる感満載の色をしています。
そして、歩いて石段街・伊香保神社の方に向かう途中でカエルに会いました。
まずサイズがでかい。そしてカエルといえばぴょんぴょん飛ぶイメージですが、コモドドラゴンのようにノソノソと歩いていました。
今回、伊香保温泉には三回入ってきましたが、温泉につかる度に
「電気風呂に入りたい」
と銭湯根性が沸き起こりました。
普段は銭湯で普通の風呂に「つかるだけ」ということをあまりせず、8割くらいは電気風呂につかっています。
水沢うどん
この伊香保温泉付近といえば、「水沢うどん」です。
水澤観音こと「水澤寺」の周りにある水沢うどん街道でしか食べることができない「水沢うどん」。水沢うどん街は伊香保温泉の近くなので、伊香保に来たなら「水沢うどん」を食べに行かねばと思い水沢うどん街に向かいました。
水沢うどんは、讃岐うどん・稲庭うどんと並んで日本三大うどんのようですが、一昨年まで存在すら知りませんでした。
ゴマダレなんかで食べるようです。麺は結構なコシでした。
定食には舞茸てんぷらがついていました。昨年から舞茸ブーマーの僕にはありがたい一品です。
水沢うどんは、讃岐うどんのように県民がこぞって食べるような習慣はないのか、このエリア以外では店舗もなく、以前少し触れた京都の「冨美家なべ」のように店舗はあまりなくてもスーパーには常にあるというわけではないようです。「とりなす 冨美家のうどん」
それが証拠というわけではないですが、帰る直前に前橋市のスーパーに寄ると、「さぬきうどん」が大々的に売り出されていました(地域性を知るにはやはりスーパーが便利です)。
しかしながら、味はまあまあ美味しかったというような感想です。冷なら「さぬき」、温なら「冨美家」というレコード記録を塗り替えることはできませんでしたが、確かに冷の麺としては、美味しいでしょう。
やはりトータルで「うどん」として冨美家なべ、冨美家しっぽくには届きません。
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