ある日、僕はブランコを押していました。
「すごくいい天気」というわけではないですが、
きれいな空でした。
娘の遊ぶブランコを押しているだけですが、
何かの映画の主人公になったような、
そんな気分になりました。
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そういえば、娘が幼稚園に通い出す少し前に二人でこの場所に来て
「もうすぐ何かが変わる」ということを何となく感じていた娘。
「こんな日々とも、もうお別れか。いや、休みの日もあるし、そんなことはないか」と、当たり前のことを何度も思ったりした僕。
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あの日から、そこそこの月日が経って、
「やっぱりこれが答えだ」
そんなことを改めて思ったら
自然と涙が出たような、出なかったような、いや確かに少しは流れたような気がしました。
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Category:miscellaneous notes 雑記
