特に目的地として設定していたわけではなかったのですが、平湯温泉に向かう途中に「うだつの上がる町並み」の案内板が見えたので帰りに向かいました。
うだつの上がる町並みは岐阜県美濃市にあります。
数年前のことになりますが、大学生によるビジネスプランに関するプレゼンテーションを聞いていたところ、このうだつの上がる町並みが登場したのでその存在を知りました。
そういうわけなので、近くを通った時に
「ほう、ここがあのプレゼンテーションで出てきたうだつの上がる町並みか」
ということになり、帰りに寄ることにしたという感じです。
慣用句の「うだつが上がらない」の語源として知られるうだつ。
和紙でも有名な美濃市。
観光案内所の方の話によると、この「うだつ」は防火壁のような意味があるようで、壁全体を指してうだつと呼ぶそうです。
川が遠く火事になると大変だということで隣家の境にうだつが設置されたという感じのようです。
「うだつ」の当て字のような漢字が「卯達」や「卯建」なので「うさぎじゃないか!」ということになり、軽く嬉しくなるということが起こりました。
そして若干アーチ状のうだつ。
少し寄る位の感覚で向かいましたが、思いっきり長居することになりました。
今回の平湯温泉・下呂温泉ツアーは、温泉地以外特に行き先を決めていなかったので、帰りには「センポ・スギハラこと杉原千畝氏の故郷を訪ねてという感じで、イスラエル人(というよりユダヤ人)であふれる八百津町の方に行こうかなぁ」とも思っていましたが、こんなところにまさかの案内。
この時初めて知ったので、詳しくは知りませんが近くに教泉寺があったので向かうことにしました。
まだ八百津町との問題もあるようなので、特に観光で推している雰囲気もなく、観光地図には寺名だけが載っているくらいなので、行き方は観光案内所のに聞きに行きました。
杉原千畝氏については、おそらくイスラエル国内では一番の知名度です。日本での認知度チェックということなのか、イスラエルにて日本人だと伝えるとよく彼の名が出てきて話をすることなったりしました。
そのかっこよさは歴代の日本人の中でも屈指です。日本どころか世界中で考えてもです。
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という感じだったので、長居することになりました。
翌年、杉原千畝氏の影響からユダヤ難民が旅路の果てにたどり着いた敦賀港がある福井県敦賀市の「人道の港 敦賀ムゼウム」に行きました。
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