提灯小僧(ちょうちんこぞう)妖怪

提灯小僧(ちょうちんこぞう)妖怪ブロンズ像

提灯小僧(ちょうちんこぞう)妖怪ブロンズ像

提灯小僧(ちょうちんこぞう)妖怪ブロンズ像

真っ赤な顔をした小僧の妖怪「提灯小僧(ちょうちんこぞう)」。小雨の降る夜、かつて人が意味もなく殺された場所に出現し、歩いてる人を追い越したり、先の方で立ち止まって待っていたりする。出現地は、宮城県仙台市。

水木しげるの妖怪事典によると、次のような話がある。

使用人を連れた侍が提灯で足元を照らしつつ仙台の城下町を歩いていたところ、小雨が降ってきた。急ぎ足になろうとすると、後ろから十二、三歳の小僧が歩いてきて、侍を追い越し、侍を待っていた。

これはおかしいと、侍は小僧を追い越すが、また小僧も侍を追い越した。小僧の顔をよく見ると真っ赤だった。侍がハッとして立ち止まると小僧は消えた。

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