上海のおじさんとの思い出

上海のおじさんとの思い出

上海のおじさんとの思い出

上海にてホテルの所在地を示す地図データを元にぐるぐるした区画の北門にある警備室を出た所。

藁にもすがるような思いで、ひとまずこの場所にいた警備員のおじさんに声をかけました。

ホテルを探してこのあたりをグルグルしていたため、何度も顔を合わせており、ひとまず僕が迷っていることだけはわかってもらえたようです。

言葉も地図に書いてあるローマ字も通じなかったものの、若い警備員さんを呼んでくれたりして、なんとか助けてくれました。

おじさんに最大限のお礼を言いながら、僕たちは固い握手をしました。

そしてお互いに大きく手を振りながら、見えなくなるまでさよならをしました。

その後、ホテルについてしばらくしてから、警備員のおじさんに差し入れを持っていこうと思い、この場所まで向かいましたが、定時上がりだったのかおじさんの姿はありませんでした。

上海で一番印象深い思い出かもしれません。

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