上海にてホテルの所在地を示す地図データを元にぐるぐるした区画の北門にある警備室を出た所。
藁にもすがるような思いで、ひとまずこの場所にいた警備員のおじさんに声をかけました。
ホテルを探してこのあたりをグルグルしていたため、何度も顔を合わせており、ひとまず僕が迷っていることだけはわかってもらえたようです。
言葉も地図に書いてあるローマ字も通じなかったものの、若い警備員さんを呼んでくれたりして、なんとか助けてくれました。
おじさんに最大限のお礼を言いながら、僕たちは固い握手をしました。
そしてお互いに大きく手を振りながら、見えなくなるまでさよならをしました。
その後、ホテルについてしばらくしてから、警備員のおじさんに差し入れを持っていこうと思い、この場所まで向かいましたが、定時上がりだったのかおじさんの姿はありませんでした。
上海で一番印象深い思い出かもしれません。
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公開日:2014.10.14
最終更新日:
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