カタバミ(酢漿(さくしょう)、片喰、方喰、傍食)の花。
葉だけの状態の時は白詰草(しろつめくさ)・クローバーとよく似ており、よく間違えられる植物です。しかしながら「黄色く五弁のカタバミの花」と「白く多数の花弁を持つクローバーの花」は全く異なる風貌ですので、花がつくと見分けやすくなります。
クローバーに似た「カタバミ」
カタバミは、カタバミ科カタバミ属の多年草であり、学名「Oxalis corniculata」からオキザリス(Oxalis)と呼ばれることもあります。
クローバーはマメ科シャジクソウ属なので、風貌は似ていても分類上は結構違うという感じです。
家紋として有名な片喰紋・酢漿草紋はこのカタバミから来ています。
全草は、酢漿草(さくしょうそうサクショウソウ)という生薬として扱われ、酢という字がつかわれているということで酸っぱいようです。なおシュウ酸を含んでいるようです。
カタバミにもたくさんの細かな分類がありますが、「黄色い花のクローバー」を見つけたと思った時は、だいたいカタバミ属の何かだと思っておいたほうが良いでしょう。
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公開日:2018.05.11
最終更新日:
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