猫又(ねこまた)妖怪

猫又(ねこまた)妖怪ブロンズ像

猫又(ねこまた)妖怪ブロンズ像

猫又(ねこまた)妖怪ブロンズ像

猫が歳を重ね尾が二股になって化けだす猫又。猫股と表記されることもある。出現地は、越後(新潟県)。

水木しげるの妖怪事典によれば次のような話がある。

昔越後国のある武士の家でほとんど毎夜手鞠ほどの大きさの火が、畳より三寸ばかり上をふわふわ飛ぶという。これを追いかけたりすればふわりふわりと飛び回り、隣家の榎に登ることもあった。その他にも怪異現象が続いたが、ある時庭に出て木の上を見ると赤い手拭いをかぶった老猫が音足で巧みに立ち四方を見回していたという。

怪猫は家の主人の矢で射られ息絶えたが、亡骸を見ると尾が二股に分かれ、身は五尺ほどあったという。その後怪火や異変は止んだという。この怪火は猫股の火と呼ばれている。

猫又 妖怪ブロンズ像
ネコマタ

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