タグ別アーカイブ: 京都

京都について

現代人の皮肉

日下一切の大きな関心事を皮肉に取り扱うのが、ヨーロッパ人たちの流儀である。彼らはそれらの仕事に忙しいため、それらを真面目に考える暇がないからである。 曙光 162 現代人の皮肉ということで、京都人の皮肉やそうした京都における皮肉の本意などについて触れていきます。 先日、パスカルの「哲学をばかにすることこそ、真に哲学することである」という格言について触れましたが、ただ単に皮肉に取り扱う場合と、真に「ばかにする」ということは似て非なるものです。 これは宗教を無条件に批判することと、思考の結果、排斥する場合との違いに似て

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とりなす

はじめに「とりなす」という字を見た時に真っ先に思い浮かんだのが「とりとなすびの味噌炒め」です。王将か何処かであったような気がしますが、なぜかそんなものが浮かびました。 これは中学校の時に先生が「Michigan(ミシガン)」と書いてあるトレーナーを着ていたのを見て、同級生が「あれって琵琶湖の船け?」といったレベルのボキャブラリを想起させるレベルです。 そんなことが浮かんだので、せっかくと言ってはなんですが、「茄子」についてでも書いていきましょう。 茄子 中学生くらいの時までは、黒々している風貌から何故かなすびを食べ

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琴引浜

琴引浜

京都府京丹後市(旧網野町)にある琴引浜(ことひきはま)に行きました。日本で最大級の鳴き砂の浜です。琴引浜は、丹後天橋立大江山国定公園の丹後半島海岸地区の一部で、網野町の北東部にあります。石英質の砂が広く分布する全長1.8kmの白砂青松が美しい海岸です。浜の後ろ側には最終間氷期にできた古砂丘があります。京都府京丹後市網野町掛津にあるので、琴引浜は掛津海水浴場とも言われます。 砂の上を歩くとキュッキュッ、クッ、ククッと鳴る砂、「鳴き砂(鳴り砂)」と呼ばれる石英を含んだ砂の白浜です。「全国白砂青松百選」にも選ばれている名

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起源と意義

起源を知り、それを前提として考えることはあまり勧められたものではありません。まさにその「起源」というものに依存し、その方向性からしか物事見れなくなります。ただ、進化するにつれて元々の意義を忘れすぎな局面も、現代では絶えません。 起源と意義ということで、そうした物事の「起源」をあまりに推し進めることは単なる文化の名を借りた意識的な結界であると思っています。 といっても、物事をよくよく見渡してみると、ほとんどの事が過去に出尽くしているというのは否めません。しかしだからといって、古人や起源が素晴らしいというのは、ナンセン

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雪道走行 バイク編

実質上新年2015年初投稿になります。新年初温泉に行ったものの帰りは10センチどころで済まないほど積雪しており、荒れる猛吹雪の中バイクで走行するという正月になりました。 常に雪が積もっているエリアというわけではなく、年に数回程度積もることがある京都での雪道走行について触れていきます(ということで、スノータイヤやチェーンを装備した場合ではなくノーマルタイヤで不意の積雪、といったシーンについて)。 狂気に見える二輪車での雪道走行 二輪車での雪道走行となると狂気に見えてしまいますが、意外と地面が凍らなければ大丈夫です。特

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宝ヶ池

宝ヶ池(宝ヶ池公園)

宝ヶ池(宝ヶ池公園)について。京都市左京区にある宝ヶ池公園に関する情報及び宝ヶ池に訪れる方々へのお願いです。 宝ヶ池(宝ヶ池公園)はその周りが遊歩道になっています。老若男女が訪れる自然あふれる公園です。メインとなる宝ヶ池周りの遊歩道の他、子どもの楽園、菖蒲園(しょうぶ園)、いこいの森、桜の森、北園、野鳥の森、梅林園などがあります。緑あふれる公園のためたくさんの植物はもちろん、たくさんの動物や鳥、魚・水生生物が住んでいます。 bossuよりひとことに記載しましたが、どうしても永続的に記載したい内容なので、ページとして

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第300回投稿記念

またまた特別企画中かつ、書庫の作成中ですが、これで300記事目になるので少し中断して、第300回投稿記念の回にしようと思います。中断というよりも、合間合間に普通のやつを挟んで行くつもりですので、あまり関係ありません。 常連さんいつもいつもご高覧ありがとうございます。 早いもので記事は300になりました。一周年までにどれくらいになるのかが気になるところです。ちなみにほとんどの画像はクリックすると画像のページに飛びます。そこで軽くコメントしていたりします。ということで検索エンジンのインデックス数は300どころではありま

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暗黙の強化

暗黙の強化

暗黙の強化とは、3人くらいでいる時に、誰かが自分以外の人を褒め出した時に、自分の自尊心が傷つけられた、つまり極端に言えば攻撃されたように感じ、自分以外の人を貶し始めたら、自分の評価が上がったように感じてしまう、「アイツ」こと自我の錯覚。 自分以外の誰かが褒められば相対的に自分の評価が下がると感じ、自分以外の誰かが貶されれば相対的に自分の評価が上がったと感じるような心理である。 ただのAとBの間にある関係性になぜかCである自分までその解釈に入っている。相対的に判断してしまうという、なんとも滑稽な様であるが、京都人は平

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宗教代

京都にはたくさんの寺があります。そして家の固定電話が鳴ったと思ったら葬式の勧誘と墓の勧誘、そして保険の勧誘ばかりですね。どれも死にまつわるようなビジネスです。 一生にかかる宗教がらみの費用を一切払わないことにしています。 葬式を筆頭に花代や季節ごとのイベント費用を考えると相当の無駄金です。それをトータルすると1000万円くらい無駄に払うのではないでしょうか。お花屋さんはいいですが、宗教屋に払うつもりはありません。 そうしたものは所詮宗教屋による冠婚葬祭ビジネスであり、墓場ビジネスであり墓場利権です。墓を持つことで逆

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サブウェイ カラスマライン

京都の地下鉄に乗ると「サブウェイ カラスマライン」という言葉が聞こえてきたりします。外国人にも聞き取りやすいようにということなのか、固有名詞である「烏丸」まで外国人風に発音したりしています。 そんなことだからいつまで経っても外国人がきれいな日本語を覚えることができないのです。サブウェイやラインについては外国人に合わせてもらっていいですが「固有名詞まで発音を変形させるなよ」ということを思ったりします。 それについては後述するとして、ひとまずは、言葉の変な省略、略語についてから進めていきましょう。 ― ファイナルファン

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青春なんて 改

小学生の時はよく広河原という京都市唯一のスキー場に行っていたのですが、それからは修学旅行くらいでしかスキーをしていません。一応、スノーボードではなく、ずっとスキー一本です。スノーボードはしたことがありません。そして、今年の初め、10年以上ぶりの久しぶりにスキーに行った時です。 夕暮れ、まもなくスキー場が閉まるという頃、僕は非常に尿意をもよおしていました。閉場間近ということもあって、山の上の方の施設はだんだん閉まり始めました。トイレとなると麓のメイン施設しかありません。 僕は迫る尿意に耐えながら、久しぶりに直滑降で猛

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マイ・フェーバリットな仏を探して 改

ブツゾウには全く興味がないのですが、自然もすごければ人の作ったものでも「すごいなぁ」というものはよくあります。 特に音楽などはそうですが、自然発生的にはあんなにメロディが出てこないというのがその理由でもあるでしょう。 また、たまに木目に惹かれる時があります。 やたらと高いヴィンテージギターなどは、良い木材を使用していることもその理由ですが、その木目の美しさでさらに値段が跳ね上がります。 何でもかんでも高級家具に使用されすぎて、今では良い木材がかなりの希少価値を持っているようです。 確かに、何十年単位ですからね、合板

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ドチャック 改

土着パワー、土着センス、それは一日では手に入れることのできない郷土愛による自然発生的なインスピレーションです(再度補足ながら、みうらじゅん氏著の「ドチャック」という本があり、「ドチャック」というキャラがいます)。 先日の投稿で「京都に移住しよう」という類の本について少し触れましたが、何も京都以外の方をどうこう区別するつもりはありません。本質的にはそこではありません。 移住することは構いませんが、地元のいいところをよくよく見て感じてきたのかというところをついているに過ぎません。 おすすめスポットを「鴨川」と言っている

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美しい国の重大変更

「美しい日本の私」という言葉を語ったのは川端康成氏ですが、やはり「まほろば」の方がより日本らしいような気がします。ちなみに中国語ではアメリカを「美国」と書くようです。 さて、僕は基本的に初詣に行きません。 毎年その時期になると、受験生並びに受験生を子に持つ方がたくさん北野天満宮にやってきます。 おかげで今出川通は大混雑、小学校の時には、「御前通りは抜け道マップに紹介されてるので、年末年始は避けて通るように」と注意喚起があったものです。 「何も正月に来なくても、天満宮の縁日は25日なのだから、12月25日か1月25日

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ボンノウVSブツゾウ

仏像には全然興味がないのですが、仏像自体が煩悩の象徴だと思っています。 それどころか、テーマパークの目玉として、仏像を大々的に宣伝し、完全なビジネスモデルを構築しましたね。 毎日ではないですが、よくボンノウ期真っ盛りの修学旅行生とすれ違います。 修学旅行といえば、京都や奈良以外の方は、よく京都・奈良コースになると聞きます。僕はずっと京都なので、修学旅行といえば、小学校は広島、中学校は東京、高校は長野県にスキーという具合でした。 寺といっても、修学旅行で行ったのは唯一中学生の時にいった浅草寺くらいなものでしょう。 余

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御室八十八ヶ所 景色

御室八十八ヶ所

先日、御室八十八ヶ所に行きました。 さよなら私に出てくる仁和寺の裏山です。 幼き頃から幾度となく訪れた御室八十八ヶ所ですが、この度再度訪問し、煩悩全開なティーンのように全ての札所をパシャリと撮ってきました。 特別企画番外編として一覧表示します。 御室八十八ヶ所について 御室八十八ヶ所(おむろはちじゅうはっかしょ)は仁和寺の裏山成就山(標高236m)にある霊場です。御室八十八ヶ所霊場と表記されることが多いですが、僕は単純に御室八十八ヶ所と呼んでいます。 四国八十八ヶ所を模して、各札所の土を埋めてあるというような感じで

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極楽の余り風 改

最近はよく、自然の中に行きます。 京都はそんなに都会都会はしていないですが、盆地特有の湿度の高さが人を陰気臭くさせているような気もします。 潤いを求めるようなキャッチコピーなんかはよく見かけますが、乾燥を求めるという点はエアコンくらいしか見かけません。 どんどんムンムンしてくる服の内側に対処するため、服を軽くまくりあげて扇風機にあてると非常に心地よいものです。 清爽な風と出会う たまに京都の盆地感を忘れたくなる時にふらっと行くのが滋賀県と京北町です。 今や京北町は右京区に編入されましたが、やはり、京北町としての記憶

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動物園の帰り道

幼き日の動物園の帰り道、僕はお母さんに手を引かれて東大路通りを歩いていました。 そこで通りかかった中古レコード店の店先のダンボールで見つけたドーナツ盤に惹かれました。 昔からあまり物を欲しがらない僕が、かつてないほどに強請ったのを思い返します。でも、買ってはもらえなかったのです。 その記憶はいまでも鮮明に残っていて、あの道を通るたびに幾度も思い返したものです。 現在の僕は、人に強請ることはありません。 そして、その気になれば、オークションなどで手に入れることはできます。 しかし、それでは意味がありません。 たまたま

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