蕪(かぶ)鈴菜(すずな)

蕪

蕪(かぶ)鈴菜(すずな)

春の七草の「鈴菜(すずな)」こと蕪(かぶ)です。カブラ、カブナ、カブラナなど、いろいろな呼ばれ方をします。

蕪(かぶ)は、アブラナ科アブラナ属の越年草です。
春の七草としては、鈴菜(すずな)と呼ばれますが、菘と書かれることもあります。
アブラナ科アブラナ属なので春の七草のひとつである大根(清白・蘿蔔)の親戚ですね。
下部は大根の親戚ということで、同じように根の部分が可食部になっています。
根の部分の栄養素についても大根と同じような感じです。
この蕪の根の部分が鈴のような形をしていることから、春の七草としては鈴菜と呼ばれるようです。
なお、京野菜の「聖護院かぶら」等々、蕪(かぶ)は、漬物や料理などではよく「かぶら」と呼ばれたりします。蕪の別称としては鈴菜・菘(すずな)の他、豊菜(ほうさい)、大頭菜(だいとうな)や漢語である蕪菁(ぶせい)、蔓菁(まんせい)、扁蘿蔔(へんらふく)などの呼ばれ方をします。なお漢語表現で言えば現地中国では諸葛菜(しょかつさい)と呼ばれることもあるようです(諸葛孔明の逸話から)。

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