何としばしば!何と思いがけない!

世の中には「思いがけないこと」がたくさん起こります。

今年に入って同窓会がありました。そこで、当時あまり同級生には視聴者のいなかった「タートルズ」を共に観ていた同じ町内の同級生に成人式以来に会いました。彼は途中で他府県の学校に行ったので、それからほとんど知りませんでしたが、何と今は近くに住んで家業を継いでいるというのです。

それも最近ではなく、かなり前から近くに住んでいるというのですが、一度も会ったことはありませんでした。

しかし、同窓会の三日後、近くの道で台車を押して歩いている彼に会いました。その時の気まずさは、なんとも言えないものでした。

彼との関係が気まずいわけではありません。今まで気付かなかったとしか思えない、「見過ごし」に驚いた、ということです。

思いもよらないような偶然

さて、これは直近の「まだよくある話」ですが、本当に思いもよらないような偶然がよく起こります。

特に20代前半から起こりだしたのですが、友人と、買い物に出かけて同級生の話をしていたら、その同級生とその家族にばったり会ったり、その帰りの電車の中で別の同級生の話をしていたら、僕達の後ろにその同級生がいたりと、仕組まれているようなことがよく起こるようになりました。

さらに驚いたのは、昔の職場で一緒だった人に、京都駅ではなく、岡山駅でばったり会ったことです。地元が岡山だというのならわかりますが、その人は大阪です。たまたま同じ日に同じ時間、旅行できていてばったり、ということのようでした。

昔、知り合ったばかりの三人で夕食に行くと、その三人の誕生日が連日だったということがありました(例えば1/1、1/2、1/3といった具合です)。

大昔の勤め先で昼食をとっていたら、後ろの席の人が昔の彼女のお姉さんの彼氏だったり(以前にどこかで会っていたようで、話しかけられました)、転職したらその同期の中に友人の弟がいた、など、普通ではありえないようなことが起こります(地元の零細企業ならわかりますが大きな会社です)。行動形態が似ている、だけではちょっと説得に欠けるような出来事でした。

カワバンガと同級生

今思い出しました。定義集に「カワバンガ」を追記したのが、昨年秋ごろです。するとセブンイレブンにタートルズのポスターが貼りだされるようになりました。懐かしんでいると、タートルズ仲間の同じ町内の同級生に再会するという運びです。

何としばしば!何と思いがけない! 曙光 276


表面的に自らが働きかけなくても起こってしまう出来事はたくさんあります。再会を望みつつも「待っていても来ない」という場合もありながら、逆に「待ってもいないのに来てしまう」という場合もよくあります。「いつかまた元気な姿を見せて挨拶したいなぁ」と思っていた人とのふとした再会について。

待ちつる人は来らず

Category:曙光(ニーチェ) / 第四書

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