体を軽くして1ミリずつ楽になろう

うつに関しては、意識的なアプローチが一番で、一瞬で治すという感じで言えばもちろん錯覚へのアプローチなのですが、アイツの内にいる場合は、「ひとまず何とか、何かをしなくてはならない」と焦ってしまいます。

本当は「何かをしなければならない」ということのほうがアイツの屁理屈で、行動や条件などいらないのですが、

「それではどうすればいいのか?」と、ひとまずアイツの騒ぎに振り回されてしまう人もいると思います。

「何もしないってのもなぁ」

なんてな感じで、「何かをすること」が必要だという焦燥感がある人もいるでしょう。

ということで、体を軽くして1ミリずつ楽になっていきましょう。

世の中には「気休め」という言葉がありますが、どうもその印象としては「根本的解決にはならないが、少しは気が楽になるもの」という感じで印象付いていると思います。

ここで屁理屈的なことをいいますが、そんな「気休め」がずっと続いたら、気が楽な状態がずっと続いている、ということで、一般的な「気休め」とは異なったものになるはずです。

まあそれは今に集中して体感していっていただければ、なんとなくわかっていただけると思いますが(目的か?意志か?)、ここではとりあえず気休めとして、体のコリに対するアプローチや血の巡りという感じで行きましょう。

何となく実践的で気休めになりそうでしょ?

首と肩を劇的にほぐす

緊張が続くと首肩がコリます。

だいたいうつの人なんかはコリまくっているはずです。

個人的には銭湯の電気風呂や接骨院等を勧めますが、「行く気がしない」という人もいるでしょう。

「行く気力すら無い」という感じです。

で、首や肩を揉んでくれる人がいるかというと、一人暮らしだったり人との関わり合いがない、という人もいると思います。

「じゃあマッサージチェアでも買うか?」

と、すぐに買える人なら、ネット通販ででも買ってください。

いやいや、結構高額ですからね。そんなものはあってもいいですが無くても大丈夫です。

こうした時に「THE☆マルチネットワーク」や「THE☆アフィリエイター」なら、サプリメントを売ろうとするでしょう。

そういうものがあってもいいですが、無くても大丈夫です。

無料でできること、しかも劇的な効果をもたらすものがありますから。

呼吸を利用せよ!

血液の循環って実は心臓だけではなくて、筋肉や呼吸による横隔膜の動きなんかも関係しています。

ほとんど寝たきり、かつ、猫背で息が浅いという状態の時は心臓がほとんどすべてを負担しているような形で、血の巡りは悪くなっています。

で、背筋を伸ばして深呼吸するだけでも、血の巡りは良くなります。

そこにさらにストレッチ的なものを加えると、劇的にコリがほぐれます。

肩コリと首コリに

肩の場合は、肩を上げながら息を思いっきり吸い、肩を上げるということと息を吸うということ共に行い、限界領域に達した段階で一気に息を吐きながら脱力します。

首の場合は寝た姿勢で、足を肩幅に、そして息を思いっきり吸いながら足先を手前に倒すような形でアキレス腱を伸ばすようにして、軽く足先を浮かせます。これも限界領域に達した段階で一気に息を吐きながら脱力です。浮かせていた足を落とします。

それぞれ5回から15回位すると結構劇的にほぐれていると思います。

息が臭くなるかもしれません。

足首と肩・首は結構関係しているみたいです。

詳しい理屈は、専門家にでも聞いてください。

四股四股タイム

人間腹が弱ると気が弱ります。

アントニオ猪木氏やアニマル浜口氏を思い出してください。

「腹から声を出せ!」という言葉に象徴されるように声のデカさと腹は関係しています。

声がでかい人にうつの人はいません。そして声がでかい人は、腹が強いのです。

ということで「腹筋ですか?」ということになりそうですが、ケンシロウのような割れた腹筋を目指す必要はありません。

メンズエステなどの広告に出ているような外国人男性の割れた腹筋ではなく、その内側、しかも若干下側の血の巡りを良くするのです。

それに最適なのが、四股です。

ということで、僕もたまに体が弱りかけたときには川辺や公園などで四股四股タイムを行っています。

やり方やコツの解説は、相撲部出身の方に聞いていただくか、もしくはネット上にたくさんありますから動画などをご参照ください。普通の四股踏みです。

ポイントはひたすらゆっくりです。

最初は結構キツイですが、そのキツさの分だけ効きます。

片側10回でもこのシーズンなら汗だくになるかもしれません。

足の筋肉で血を巡らせるためのスクワット

なんだか四股踏みなどは本格的すぎてという場合や、ちょっとした隙間時間にという場合であればハーフスクワットをおすすめします。

スクワットというと筋トレという感じがしますが、腰を落としきらない軽いハーフスクワットで十分です。あくまで筋力を強めるためというより、「足の筋肉で血を巡らせるためのスクワット」という感じです。30回程度でも全身に血が巡りますので、深い呼吸とともに軽いスクワットをしてみましょう。腕を回したりしながらだとさらに巡りますので効果的です。

頭をほぐせ

頭皮が意外とコッていることがあります。

以前少し触れたことがありますが、頭皮を触っていって押して痛い所があれば軽くツボ押ししてみてください。

頭は、低周波治療器もあてられませんし、あまりほぐしてもらえません。

でも頭痛のときなんかは結構効きますよ。

よくわからない場合は指先で叩いてみてください。

ピアノでコードを弾くときのように、すべての指を使う形で連打です。

人によっては頭皮から電磁波みたいなのが「もわ~」っと出ていくのが感じられるかもしれません。

頭を洗うときのように軽く擦るというのも効果的です。

体が軽くなると気も軽くなる

気が重いから体も重くなった、ということは体が軽くなることで気も軽くなります。

全身が凝り固まって、血の巡りが悪い時は、どうしても何となくしんどい感じがします。当然に疲労感を感じますからね。

ということで、意識の中が何であれ、体をほぐして疲労感を無くして行けば少しずつは気が楽になるはずです。

「草津の湯で治せ」というのでもいいですが、温泉地に行くにも日取りやお金がかかりますからね。サプリメントも同様です。

確かに効いたりはするのですが、それが条件となり、金銭面で気になったりでそれがプレッシャーになることもあります。

そんなプレッシャーも本当は錯覚ですが、変に気になっていては本末転倒です。錯覚だと気づくのは追々でいいので、ひとまず体を軽くして気を軽くしていきましょう。

ということで、全くお金のかからないものをご紹介してみました。

感覚的に1ミリずつで大丈夫

感覚的に1ミリずつで大丈夫です。

ちょっと気が晴れてきたら、掃除でも何でもしてさらに軽くする、という感じでさらに1ミリずつ前進です。

カーテンを洗濯したり、普段掃除しない場所を掃除したり、といった感じでも1ミリずつ前進です。

さらに体が軽くなってきたら、「心地よい大自然の中で四股四股タイムだ」ということで、さらに前進です。

血の巡りが良くなると内臓も健康になっていきます。

胃酸過多や過敏性大腸なんかも改善していくと思います。

そうしてくれば

「なんだか腹が減ってきた」ということで、「うまいものを食いに行こう」と思ってくるかもしれません。

で、栄養価の高いものを高い吸収力で吸収できるようになってくるかもしれません。

そうしてさらにまた一歩前進です。

腸が回復してくれば、やる気や快眠に関する脳内化学物質も出放題になってきます。

体としても気持ちとしても、気休めでいいので1ミリでも快適な方を選んでください。

この「体を軽くして1ミリずつ楽になろう」はうつ症状への身体的アプローチなどの参考例として、「実践的対処法 身体側からのアプローチ」の続編的に書いたものです。

呼吸に関しては「うつと酸欠と呼吸法」をご参照ください。


緊張等々の精神の影響は「記憶」というよりも体のコリ等々の体の記憶として蓄積したりします。緊張や変な姿勢によって体にコリができていったりします。その中でもとりわけ首周りのコリは、脳の血流を低下させ、神経を圧迫し、自律神経を乱していったりします。それを改善するというところから始めるのもうつ症状改善の一つの方法です。

体の記憶と澱みが消える感覚

かなり絶望的なうつ状態や、慢性的なイライラが継続していて、何をするにしても穏やかには何もできないというような状態から徐々に「やる気」を活性化していくというような点についてドーパミンや腹具合について触れています。

やる気の活性化

Category:うつ、もしくはうつ気味の方へ

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