ただのゲーム機とレイトマジョリティ

数年前だったと思いますが、宣伝だけうまい会社の人が「現代のビジネスマンはiPhoneとiPadを使いこなして…」みたいなことを言っていました。

それは単にB層のレイトマジョリティ向けのパフォーマンスにしか過ぎないと思いますし、スマートフォンやタブレットに対して、僕はただのゲーム機だと思っています(B層戦略 概要)。開発するという要素はほぼなく、使うだけの機能ばかりですからね。

イノベーター理論におけるレイトマジョリティ(後期追随者)

ちなみにレイトマジョリティというのは、いわば「後期追随者」であり、ある革新的なものがかなり流行りだしてからそれに飛びついていく人たちのことです。

イノベーター理論におけるイノベーター(革新者)、アーリーアダプター(初期採用者)、アーリーマジョリティ(前期追随者)、レイトマジョリティ、ラガード(遅滞者)といった分類のうち、新しいものが世に出てがある程度浸透してから手に取る人といった感じです。

スマートフォン・タブレットPCはゲーム機

iPhoneやiPadといったスマートフォン・タブレットPCは、サブ的な営業ツールとして少しは使えるかもしれませんが、およそビジネスシーンにはあまり使えないと考えています。単なるゲーム機、遊び道具です。

メールの送受信やSNS系、写真管理、そしてスマホゲーム等々を「使う」という程度で「ユーザー側」に特化した機械であり、開発やグラフィックはもちろん、事務仕事にすら向いていません。

そういえば、友人の店舗で「会員登録して欲しい」と言われたので、店舗に遊びに行った時に、そこのバイト君にiPadを渡されて入力させられました。その時はなんだか違和感を感じましたが、これからはそんな風になっていくのかもしれません。

で、同じような内容の機械を2つ持って「使いこなす」の意味がよくわかりません。そんなものは剣道で言うところの刀二つの二刀流くらいしか意味がありません。

結局、比較的簡単に操作できるデバイスで最近流行りのものを持てば情報化社会に乗り遅れていない、というような変な満足感を上手く広告しているだけのような気がします。

ちなみに僕もiPhoneとiPadの両方を一応持っています。

ただ、95%ゲーム機です。

ビジネスに使うなら小型のネットブックのほうがいいと思います。それらデバイスは、文字も打ちにくいですし、ショートカットも使えないのですから。

昔、iモードなんかが出だした頃に、月10万円の請求を食らっていた人が、いまこういうものに飛びつくのでしょう。

あの時代はノートPCでも15万くらいしましたが、中古ででも1台買って、ADSLでも引いたほうがよっぽど安くてより早く、より多い情報量を得れたのです。

結局レイトマジョリティ相手に、上手く宣伝したほうが、儲かるのでしょう。

SNS関連もレイトマジョリティが浸透

facebookなんかもレイトマジョリティがだいぶ浸透してきました。

友人が友人のお母さんにコメントもらってる風景などは結構異様な光景です。

変にビジネスツールみたいに使われていてなんか嫌ですね。

イベントのお誘いも、あれで済まそうという人が増えてきました。僕は、そういうお誘いは全て無視しています。
なんだか数打って当たった人みたいじゃないですか。

あと、ライングループも必ず不参加、と決めています。心の弱い群れたがりの中学生みたいなことはしたくないのです。そして、そこでやりくりされている内容はたいてい「おもんない」のです(その後LINEは全く使わなくなりました)。

僕はたくさんの友人や知り合いが欲しいと思いません。少数精鋭が一番いいと思っています。小学生の頃になりますが、その頃に本当にウマが合うか、深いところまで話し込める人が数人いればいいと思い、そして今でも思っています。

そういう人とまた出会うためにいろいろな人と絡むのはいいことだと思いますが、SNSで何人と友達であろうが広告の対象になるだけのような気がします。

別に特別僕に向けて発信していないのですから。

結局レイトマジョリティの浅いところでの自己満足なのです。アーリーアダプターやアーリーマジョリティの方はおそらく辟易しています。

Category:IT &Internet パソコンとか通信とか

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