菊(キク)

菊(キク)は、キク科キク属の鉢植えなど鑑賞用として栽培される多年草。草丈1mほどで、やや木質。短日性植物で、葉は有柄・互生。花は頭花で、花期は9~11月。園芸品種が多数あり、切り花用として、温室で周年栽培されています。標準和名の「キク」は漢名である菊の音読みをそのまま用いています。別の呼称として、霜見草(しもみぐさ)、星見草(ほしみぐさ)、千代見草(ちよみぐさ)、隠逸花(いんいつか)、陰君子(いんくんし)などがあります。日本では、薬草や観賞用植物として平安時代より用いられ、桜花とともに日本の二大国花として、よく知られている花で、50円玉にも描かれています。

牧野富太郎博士によって、新・秋の七草の一つに選定されました。

キクは中国からの渡来植物とされていますが、その原産地はどこなのかはっきりはしていないようで、キクそのものの原種は発見されていないようです。有力説は、島寒菊(シマカンギク、近畿地方以西から中国人陸に分布する黄花の野生菊)と、朝鮮野菊(チョウセンノギク)との分布が重なる中国中部で交雑し成立したという説(北村四郎博士)です。

キク科の植物は被子植物の中で最も繁栄しているものの一つで、世界中に2万種以上が自生しているようです。


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