男イチコロメニュー

ふと、ガラス張りのお料理教室を覗き込んだことがあります。

そこにはおよそ「…」な人たちが、なんとかオスを騙そうと、必死で料理の勉強をしていました。

昔から思うのですが、「料理を作ることができない」という人は本当に本気で言っているのか、と疑問です。

その料理がどう作られているのかを想像する

毎日何かは食べているのに、それがどういう風に作られているのかということを本当に想像もできないのか、と思ってしまいます。

料理というものは概ね毎日複数回食べているものです。今までに数え切れないほどのものを食し「うまい」と思ったりもしたのに、なぜどうやって作られているのかを想像することもできないのか、というところが不思議です。

確かにすごく手間のかかるものなら想像もつきにくいと思いますが、本当の本当に1から10までわからないのか、と思ってしまいます。

実を言うと調理師免許を持っています。十代の時にバイトついでに取りました。調理自体は小学校低学年の時からしています。趣味というわけではないのですが、「外食するくらいなら自分で作ったほうがうまい」ということで、自分で作ります。

慣れ親しんだ味

男の好きなメニューは、本にあるとおり、慣れ親しんだ味です。

ジャンクフードばかり食べているような人なら、本来体には良くないですが、塩と油が多いものであれば大抵のものは好き好んで食べてくれるでしょう。

ただ男イチコロメニューとして、グッとくるような料理ということであれば、すごく単純なものでもいいので、慣れ親しんだ味を男の家庭から盗むに限ります。

冷蔵庫、台所から読み取る

実際に本人やその家族から習ってもいいですが、醤油はキッコーマンなのかヒガシマルなのか、肉ならどの部位をもっともよく食べているか、などを冷蔵庫、台所から読み取りましょう。

調理自体も基礎ができていれば、あとは応用で大抵のものは想像でもある程度上手く作れます。

高い「鍋・フライパンセット」など買わなくても、北京鍋(柄のついた中華鍋)だけでかなりのものが作れます。

同じように、「味付けの基礎」さえパクれば、あとは個別の調理法など、ほとんど学ばなくてよくなります。

たまに家庭によって、かつお、昆布だけでなく、いりこやさばのだしを組み合わせるところがあると思います。

そんな家庭で育った人に、ほんだしのかつおのみで挑んでも「なんか違う」と言われてしまいます。さらに本格的な味を目指す場合は干し椎茸なども必要になってくる場合があります。

食べる方としても、すごく凝った、プレシャス・プレイより、日々のルーティン・プレイの方が重要なのですから。

改バージョン⇒男イチコロメニュー 改

Category:さよなら私 / ないものねだり

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