文明の最初の命題

野蛮な民族にあっては、―

一種の風習がある。
綿密すぎる、そして根本において余計な規定がある。

余計な規定はこの世の中にたくさんあります。

「それがみんなのためになる」とか、「地球温暖化防止のため」など、なんでも理由をつければ相手は従うだろう、というようなもので、自分の都合だということは隠しながらそれが文明だと主張し、相手への服従の強制とは表立っては言いません。

この風習、文明、そして余計な規定を作る側も問題ですが、それよりも問題なのは、そういうものの後押しがあると、ここぞとばかりに強気になるようなB層です。

規定ができると急に強気になる

それまでの「どちらともいえない」という無規定の状態や、もしくは「相手側の意見が優勢」の時は、「黙っていた」または「そうだよね側」だった人たちが、ある規定ができると、急に強気になることです。後ろ盾ができた瞬間に強気になるというものです。

「違う」と思えば最初からその態度を取ればいいのに、最初は黙っています。

なんなら「許容派」というような「思いやりのある人」かのような振る舞いをしますが、国家や地方自治体、学校や会社の後押しがあると急に強気になります。

国家でなくても

以前、同僚と一緒に手続きのお知らせ兼営業に行った時です。その営業先の決定権者である「女将」が不在ということで、見習いのような人が出てきました。

かなり挙動不審です。普段は表に出ないというか人と接しないのでしょうか。ビジュアル面で言うと血色は悪く、「AKIRA」に出てくる「老人のような子供」のような年齢不詳の小さい男です。

なぜか「気をつけ」のような姿勢のまま、終始声は震えていました。ひとまず僕たちは用件を伝えて、後ほど再訪問するということにしました。

再訪問

同僚とともにその日の夜再訪問しました。すると齢80にもなろうかという鬼のような強気の女将が出てきました。

「話すだけ無駄」

僕と同僚はすぐさま察知しました。

「お前らは何しに来たんじゃ!」

いきなりそんなことを言われました。営業は断念して、手続きのお知らせだけしました。

その時です。

先程の「AKIRAの老人」が後ろで僕たちを睨みつけています。しかもなにかブツブツ言っています。数時間前の挙動不審さはどこにもありません。

すると、「AKIRAの子供のような老人」が部屋の奥からさらに3人くらい出てきました。そして群れて何かをブツブツ言っています。

「この電話番号にお電話いただいて、手続きをお願いします」とだけ言って、すぐさま退散しました。

文明の最初の命題 曙光 16


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