実際家たち

われわれ思索者たちは、あらゆる事物の美味をまず確認し、必要なときにはそれを決定しなければならない。実際家の人たちは、結局それをわれわれから受け取るのである。彼らのわれわれへの依存は信じられないほど大きい。 曙光 505 前半

「実際家」という言葉をはじめて使うことになりました。

意味がわかるようなわからないような言葉ですね。

さて、久しぶりに連投しています。

やはり下界に長らくいると感覚が鈍りますね。

決算だ何だで、少しフラフラになりましたが、このフラフラは国家に振り回されているということです。

と気づくと一気に楽になります。

ふとした時に、何かに振り回されている場合がありますが、またすぐに平常心に戻ります。

そんな揺れを繰り返していますが、これはおそらく下界にどっぷり関係してしまったことの影響でしょう。

しかしまたすぐに元に戻れます。

連投前に前日、前々日くらいに、自分の投稿を読み返していたら、自分でも「よくこんなに書くな」と感心してしまうほどでした。

しかしこれは下界の影響です。そろそろ元に戻りましょう。

ということで、いきなり「実際」的な話として、ケチなコンビニについてでも触れていきましょう。

ケチなコンビニは、根本的な構造が理解できていない共産主義や公務員に近い

発想が予算制の公務員的な人たち

実際問題として、資本主義も共産主義もその先の社会主義も本来は必要ありません。

日本は資本主義ということになっていますが、それは資本主義だと思い込まされている人達が多数なだけで、資本主義という実体があるわけではありません。ただ、システムとして、ほとんどが資本主義の自由競争ということになっています。

資本主義というものは、資本家のためにあります。一回奪ったものからいかに永続的に不労所得を絞りとるか、といった植民地思想そのものです。だから根本思想としては、別に良いものではありません。

一方、共産主義や社会主義(細かい説明は省きます)は、いわゆる計画経済です。しかしながら、これは飢餓という問題があった頃に発明された考え方で、現代の生産力から考えると、ただ権力が一極集中、肥大化するだけの欠陥を持った考え方です。

元々は「飢えてる人がいるから、お金を持っている人たちに少しずつ負担してもらおう」といったような善意の思想ですが、国家がすべてを掌握した場合、その力に酔いしれるのが人間の「アイツ」です。そんなにうまくは行きません。

「儲からないならコストを少しでも削減しよう」と考える

で、ケチなコンビニですが、たいていは袋を渡すことをケチろうとします(その後レジ袋は有料化になりました)。

以前は、「環境への配慮」とか言っていましたが、最近では露骨にまず袋に入れない、そして「お願いされたら」袋に入れるということをしているところがあります。

このタイプのコンビニを経営している人は、ケチです。

そしてケチになった理由は、儲からないからです。

で、儲からないならコストを少しでも削減しようと考えます。

そこで袋を渡さないということを始めます。

以前「この手の店舗でバイトしてはいけない コンビニ編」で触れましたが、基本的に、「何かの電源を抜く」とか、こういった細かいことでなんとかコストを削減しようと考えます。

「売上は変わらない」という盲目の信頼

しかしながら、その根本には、「売上は変わらない」という、盲目の信頼みたいなものがあるのだと思います。

入る客数や頻度、売上、もしそれらが一定ならば、あとはいかに出て行くキャッシュを抑えるかだ、ということでしょうが、残念ながら、そんな細かなケチですら、客には見抜かれています。

ということは、根本の売上は下落します。

ということは、結果的に利益は減ります。袋をケチって削減できるコストなどしれていますから。

なぜ売上が一定だと考えられるのかはわかりませんが、その発想自体は計画経済で、生産量が一定だと予測している共産主義や、決まったような予算が入る公務員のようです。

先の投稿で、「アルボース希釈事件」についても触れていますが、まさに盲目といった感じです(われわれの愚弄さに対するわれわれの要求権)。

バイト先に客が来るのも自然なことではありません。放っておいても勝手に来ると思っている場合、発想が公務員です。

その裏で広告費がかけられたり、広報販促部隊が頑張っているはずです。

そんなものが必要ではないような店舗は、それに勝る接客やサービスなどが功を奏しているはずです。

日本は一応システム上資本主義なので、計画経済ではないことをお忘れなく。

ケチなコンビニオーナーさん!

彼の「個々の物」を知る

実際家たち 曙光 505

Category:曙光(ニーチェ) / 第五書

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