園芸家と庭園

日本のわびさびはなんですか?と外国人に聞かれたら、

「庭園の朝顔が満開だということで、それを見たいという人がいた場合、朝顔を全て刈り取り、居間の一輪挿しにだけ朝顔を残しておくこと」とでも説明しましょう。

千利休と秀吉の逸話ですね。

さて、園芸家と庭園です。

そんなに育てることが難しくないとされている植物でもすぐに枯らしてしまう人がいるそうです。

変な占い師なら「邪気の影響だ」とかすぐにそういうことを言うでしょう。

まあそういう意見は放っておいて、案外忘れられがちな大切な要素について書いていきます。

植物にとって土と光と水だけじゃない大切な要素

植物の育て方を調べたりなんかすると、どういう土が良いとか、「日当たりは半日陰がいい」とか、「水はたくさんあげよう」とかそういうことが書かれています。

それ自体はその通りなのですが、案外忘れられがちで、それでも大切な要素があります。

それは風です。

部屋の中で育てていて、日当たりもよくて水もちゃんとあげているのに枯れてしまう場合、湿度の高さや無風が原因であることがあります。

まあ動物で言うところの糞詰まりみたいなものでしょうか。

風がない場合、葉の表面の乾燥が遅くなります。根から水と栄養を吸い上げて、光エネルギーで光合成する時に、葉の表面から水を出していく必要があるのに、なかなか水を外に出すことができないという状態になります。

水が出ていかないので、根から吸い上げる事もできません。人間で言えば便秘で、食欲がないような状態でしょうか。

そうなると、場合によっては水が溜まったりして雑菌が繁殖し、根元が腐ったりもします。

これは、人間で言うところの目の前に並んだ食べ物がなかなか食べられず、腐ってしまったというような状況でしょう。

生命活動は低下するわ、環境は悪くなるわでどんどん弱っていきます。

古代、「風も元素だ」としたような思想・文化がたくさんありますが、あながち間違いではないのかもしれません。

植物は自分が苦しくても語りかけてはくれません。

動物のように感情を示すこともできません。

でも生きています。

そうした植物の状態を感じてあげることのできる感性と、弱ってきたときには、対策を考えたり、情報が不足している場合は調べてみるといった行動が必要になります。

風のルートも考えて

日当たりだけでなく、風のルートも考えて園芸や庭園づくりなんかするといいのかもしれませんね。

表面上はなんてことのない庭園も、目に見えない風のルートまで計算されて設計されている、なんとことを考えると、すごく壮大な感じがします。

そういった目線で見れるようになると、さらに楽しみが増えますね。

園芸家と庭園 曙光 382


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