哲学する 2014

読書の秋を感じさせる涼しい風が時折舞い込んできます。

エアコンが故障したこともあって、頭がぼーっとしている日が多かったように思いますが、それどころではありません。一切力が入りません。

特に最近使っていないものということで、最近あまり頭を使いません。使わなくても何とでもなるので、使わなくなりましたが、本を読んでお勉強の類の時に出るハイな気分を味わいたい、ということをたまに思います。しかしながら、特に読みたい本がありません。実は頂上の一点、というかすごく簡単なポイントさえ悟ってしまえば、力んでお勉強がすごく馬鹿げたものに見えてしまうので、やはり本を読む気はあまり起こりません。

その前に、昔からずっと気になっていることがあります。

どうしてお勉強の本というか人文科学系は「誰々の何々についての某」が多いのでしょうか。

雑誌ひとつとっても見出しは「加藤一郎先生の功績」とかですね。

確かにある程度のことは既に語られていて、特に引用していかなくても結局同じようなことを別の言い回しで語っているだけになります。

しかし、研究機関たる大学が「参考文献を示しなさい」とばかり言うので結局論文の類も「ニーチェの云々」、「サルトルの云々」というタイトルがつきやすいですね。あくまで研究で、科学しているわけでも哲学しているわけでもないのでしょうね。さらにそれが本として出版される時には売るためにこういった有名人の名前を使ったり、代表作を使ったりします。

これは、近年に見られるエヴァンゲリオン、そしてドラえもんなど、過去の遺産と呼んでも差し支えない「何事もしっかり作っていた90年代まで」の威光を再利用して何とか食い扶持を確保しようというものとやっていることは同じですね。

そこでひどいのはゲームアプリです。結局タップタイミングを競うだけ、ガチャを引かせるだけのストーリー性も操作性も何の改良も進歩もないようなお粗末なゲームに、幽遊白書などのキャラクターだけはめ込んでいるだけなのですから。

漫画自体はいまでもいいものがあると思いますが、鼻が高いだけで「人種差別だ」と叫んでCMを差し止めたり、フィクションの内容に政治家が口出ししたり、「娘の通学路」というだけで喫煙スペースを撤去するよう要請するようなヒステリックな時代です。難しいのでしょう。

なにかの権威付けをしなければ信用されないような時代です。それも権威付けすら多用しすぎて、今や「医師が認めた新製品」という謳い文句も胡散臭さが拭えません。権威すら信用の対象にもなりません。しかし権威がなければステージにも立てない、それほどにまで、物事を自力で捉える能力が麻痺してきたのではないでしょうか。

「参考文献を示すのはマナーです」

そういう意見があったとしても、そもそもマナーとは何か、誰が決めたのか、どうして従わなければならないのか、従わなかった場合どうなるのか、そこから議論して、しかもそれの正しさと相手への強制力まで定めがなければなりません。しかし、物理的にはそれを度外視することはいくらでも可能で、結局マナーは「気分」くらいのものでしかなく、強制力も損害賠償程度で、賠償命令があっても強制執行するかどうか、費用・手間・時間との天秤が常につきまとって、あくまで消化されない感情エネルギーだけの話になります。

その前に、文章等を作成した手間は労働として金銭換算してもいいような気がしますが、どうして「考えそのもの」が独占的排他の対象になるのか不思議ですね。

おそらく、「参考文献を示すのはマナーです」と「教わってきたから」、何も考えずに言っているだけ、なぜそうなのかは考えてきたことがないのでしょう。しかも自分はその「教わった教え」に逆らうことなく従ってきたのに、守ってきたのに、目の前でそれをやらない人がいる、だからもどかしい、それだけでしょうね。ただの頭の悪いギムキョの発想ですね。学校の先生には最適の人材です。

哲学というのは、あまり学問の類ではなく、思考の限界まで考える「遊び」ですね。人によって「最も難しい学問」とか言う人がいますが、それは勘違いですね。哲学は学ぶものではなく、するものです。

別にショーペンハウアーの「意志と表象としての世界」を読んでいなくても、その存在を知らなくてもできるものです。

サルトルの「存在と無」を持っていなくても、無料でできるものです。

必要なのは、生きているということ、頭がボケていないこと、そして時間くらいなものでしょうか。全く無料で、他にはない至高の遊びです。

遊びとは何か、それはお金にならないけど楽しいもの、ということになります。

ということで、しばらく哲学をします。

限界まで考えるかどうかは楽しさしだいですね。

特別企画としてもいいところですが「哲学カテゴリ」に追記していきます。


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