古本屋

(2006年10月10日02:09)

先日、神戸に行ったときにたまたま寄った古本屋の様な本屋は近くに無いかと思い返してみた。

あった。

すぐ近所に。

立ち寄ってみた。

大抵の古本屋は小説と漫画ばかりで、岩波文庫すらあっても文学系しか置いていない事が常である。

近くの図書館も京都市中の図書館の本が巡り巡るとは言え、私好みの本はなかなかやって来てはくれない。
まあ取り寄せてもいいのだが。

この類の古本屋に行くと、見たことの無いような類に出逢えたりで好奇心を擽る。

書物の歴史を感じさせる褐色の店内は、その色彩とマッチする紙の匂いが漂っていて、「居ないだろう」と思っていた客がぽつぽつ居たりで、やはり物好きらしい形相で店内を徨きながら店主と話したりしている。

どうやら常連ばかりらしい。

店主は煙草を咥えながら、本棚に本をつめる。

そんな中、2冊手に取りカウンターに向かった。

1冊は前から読もうと思っていた小説である。

店主はそれには触れずにもう1冊を手に取り、

「おっ、サルトルかい?最近発行のは高いからね。彼の書いた文学なんかも置いてあるよ。」

絡まれそうな気は何となくしていたが、本を買うときにこんな絡みをされたのは初めてである。

情報過多、大勢相手の統計×確率論的商法が蔓延る中で、隙間ながらこんな店も残っていて欲しいと切から願う。


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