たられば、かもしれない

だろう運転ではなく、かもしれない運転を心がけよう!

「飛び出してこないだろう」と思って運転するのではなく、「飛び出してくれないかもしれない」と思って運転しよう!

なんだか自動車運転免許センターみたいなところにありそうな標語ですが、だろう運転、かもしれない運転のような、「○○したら」「○○できたら」「○○が整ったら」というような「たら」や「これができれば」「もう少し早ければ」というような「れば」を合わせた「たられば」と「かもしれない」というような想像力を駆使して人を扇動する人たちについて書いていきます。

たらればが好きなのが、体育会系です。

そんな不確定なものに「はぁ?」というのが文化系です。

なぜなら前者には上下関係があり、後者にはないからです。芸術大学などではあるでしょうが、基本的にありません。

もう少し仲良くなったら紹介してあげるよ

以前、ある程度大きな会社の人に、

もう少し仲良くなったら、○○さんを紹介してあげるよ

というお言葉をいただいたことがあります。

いままでに何回かその手の切り口を聞いたことがあります。

「もう少し仲良くなったら紹介してあげるよ」

「もう少し仲良くなったら教えてあげるわ」

どういう意味ですか?

本当にできる人なら、「もう少し仲良くなったら紹介してあげるよ」などと、想像力で人を釣ろうとすること無く、その場でその○○さんに電話してみるとか、今度その人が来る集まりに誘うか、などすると思うのです。

かなり失礼な話だと思います。

で、その人に引き合わせて欲しければ、タダで動くなどなど、私に貢げ

ということなのでしょう。

また、「こんなすごい人脈を持っている」ということに酔っているだけかもしれません。

いずれにしても、僕はその手には乗りません。

いや、京都人独特の「言葉づかいへの過剰反応」でしょうか。

いや、「こういうところに無意識は表れやすい」と言った心理学者もいたはずです。

期待で相手を釣る

インターネットも情報空間ゆえに無形ですが、ありもしないもので人に期待させるのが手なのでしょう。

その期待という名の信用?で取引をしているわけです。

確かに人脈はお金と交換できるほどの資産かもしれません。

でも、そこまでして欲しいとも思いません。

自分と合ういい人だけと付き合って、その人を大切にしているだけでいいと思います。

人生の時間も物理空間も制限されていているので、腕はあっても人のよくない人に費やす時間があるくらいならゲームのレベル上げでもしているほうがまだ有意義だと思います。

そんな僕は、僕のいないところで「あいつはかなり損をしている」とか言われていることでしょう。

でも、損なんかしてません。むしろかなりの儲けを出しています。ここでいう儲けとは人生の豊かさを意味します。

使われる側の人

考えてみればこういう力関係というか、社会でのポジションの取り方は、大体中学生、高校生の時のポジションに似ていると思います。

こき使われている人は、自分は弱いけど後ろ盾が欲しくて、仲間に入れて欲しくて、パシリになっている人。

人を使おうとするのはグループとヒエラルキーを形成しつつも、年上の人にはペコペコしていた人。

人に使われたいならサラリーマンにでもなればいいのに、意外なことに社長さんばかりの一種の社会の中でも、使われる側の人はいます。

僕は仲いい友達と数人(3人くらい)で、ほかのどこにも属さずブラブラやりたいことをしていました。

結局スタイルは今でも変わっていません。

上座とか下座とか

上下関係が好きな人は上座下座に敏感です。

僕は気にしません。

だから、下座といわれるところにいつも行きます。
(もうひとつの理由は頻尿なのでトイレが近いほうがいいから)

でも思うのです。

そんなことにこだわるだけ神経をすり減らすだけなのです。

実力なんか誇示しなくても、仕事ぶりでわかります。
話し方でわかります。連絡などの手際よさでわかります。

で、下座に座るのですが上座に通されます。
(トイレが近いほうがいい、と拒否する場合もあります)

まさに新約聖書の記述どおりですね。

2000年も前からイエス兄さんは説いていました。

「上座に座りたがって、上座に座っても、あなたよりもっと偉い人が来て、下座に動くように言われて歯軋りすることになるよ」

「一番下座に座ったら、『あなたの席はそこではありません』と上座に動くように言われます」

これは例えてしか話さないといわれている書物の記述ですので、
おそらくもっと意味は深いですが、軽く字義的に考えてもなかなかのご名答だと思います。

Category:miscellaneous notes 雑記

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