すこし重すぎる

とても正直ではあるが、愛想がよいとか愛すべき人物であるとかいうにはすこし重すぎる人々は、お愛想をいわれるとたちどころに、まじめに世話をやいたり自分の能力を提供したりして、これにこたえようとする。 曙光 389 前半

世の中には「甘え上手」というタイプの人がいます。

相手にしてはいけません。

なぜならその人達は甘えるのが上手いため、世話をしたとしても、そのお世話に対しては何も思わないからです。

ほとんど当然のことのように思っており、むしろ一度世話をすると、その次に世話を断ったときには拗ねるか、怒り出すか、関心をなくして去っていくのが常だからです。

基本スタンスは、

「そんなことくらい自分でやれ」

です。

簡単なことだと思うので

以前、かなり前ですが「お仕事マッチング」みたいなサイトを覗き見したときのことです。やたらとWeb広告が表示されていたので、どんなものかと一度だけ見てみました。

すると仕事依頼の欄に

「簡単なことだと思うので、1000円でお願いします」

と書いてありました。

「簡単だというのなら自分でやれ」

と思い、その場でブラウザを閉じました。

これはお仕事マッチングサイトでの出来事ですが、現実でもこのレベルでお願いをしてくる人は結構います。

すぐにできることでもプロだからすぐにできるだけ

僕は何だかんだで、いろんなことをプロに任せることにしています。

よほどのボッタクリなら別ですが、それが自力でできることでも、時間のムダを省きたいというのと、やはりプロのクオリティに信頼をおいて任せるという感じでいろいろと任せることにしています。

すごくわかりやすい話をすると、バイクのプラグ交換であれば、別に自力でもできます。

で、バイク屋さんに持っていくと、5分位で交換は終わるのですが、1500円かかったりします。

プラグ代は、おそらくある程度卸値でしょうが、一応小売では500円くらいでしょう。

ということは5分で1000円払うことになります。

ある意味、時給換算で12000円の報酬です。

それでも、十分に満足しています。

自分でやったらプラグも買いに行かねばなりませんし、「あれ工具はどこだったか?」とか、「どこから開けるんだっけ?」とかいろいろと無駄な時間を使います。

十代のときはそういったことも楽しくやりこなしていましたが、今では完全に人に任せることにしています。

お互いにプロの仕事だと認め合う

そうして時間効率を高めていくことで、収益を高めていった方がトータルの利益が高い、ということと、プロの仕事をプロの仕事だと認め合うことこそが、プロになるためには欠かせないということを思っているからです。

早くできるのはプロだからであって、時間の短さは仕事のすごさを低く見積もる要素ではなく、むしろその早さにこそ凄さがあるほどです。

だから、何でもかんでも「タダでやれ」ということを自分が言うのはもちろん、そんな甘え上手を受け入れるということは、世の中のプロをバカにすることに繋がると考えています。

かなりの努力を要する作業

すこし重すぎる 曙光 389

Category:曙光(ニーチェ) / 第四書

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